創造的進化 (岩波文庫 青 645-1)

制作 : 真方敬道 
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003364512

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  • 生命がどうして進化するのかという謎に、生命の跳躍(エラン・ヴィタル)という答えを提案した著作。ベルクソンの時代ではエラン・ヴィタルの正体にまで迫ることはできなかったが、それには複雑系の科学が答えを出してくれるかもしれない。体験と科学的手法を重んじたベルクソンの生命に対する態度は、現代にも通じるものがあると思う。
    後半には、知性が対象を把握する仕方とそれに伴う誤謬についての記述もあり。大味だけど何とも刺激的な一冊です!

  • 『新たな時代の扉へ』

    自らのルーツである数学的世界から哲学の世界へ。
    そして、科学との対決から生命の世界へ。

    知性と本能が合致した先に、未だ嘗て創造的でしかなかった進化へ到達できるのか。

    まさに生の哲学のノイズが私の血肉を通り越してDNAへとバイブルを巻き起こす。

    対象物としての一ページにティガーテイストのテンションつかむことのこの力強さ。

    もう一度思い出そう。
    ベルクソンの生命的爆発の残骸となって飛び散った文字たちを。

    解明されることが困難な時がたち、やがて新たな扉を叩く文字たちが叫びはじめるのを。

  • \250

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著者プロフィール

アンリ・ルイ・ベルクソン(Henri Louis Bergson)
1859年10月18日 - 1941年1月3日
フランスの哲学者。ユダヤ系ポーランド人の父と、イギリス人の母の間に生まれる。1878年、パリの高等師範学校に入学。1881年、教授資格国家試験合格。
1888年、空間化できない意識の流れ「持続」の立場から自由意志の問題を考えた博士論文、『意識の直接与件についての試論』(『時間と自由』の邦訳で知られる)を提出、翌年刊行。
1896年、事物でもなく表象でもない中間的なもの「イマージュ」から心身問題を考察した『物質と記憶』、1900年には笑いの現象とおかしみの構造を語るエッセイ『笑い』を刊行し、広く読まれる。1907年には『創造的進化』を出版し、生物学的知見から生命の実在とその躍動、進化全体を説いて世界的な反響を呼んだ。
第一次世界大戦中はアメリカへの外交使節としても活動。国際連盟「知的協力国際委員会」議長など公の業務が増えるが、1924年にリューマチの発作が起きて以降活動は狭まる。1928年、ノーベル文学賞を受賞。1932年に道徳と宗教の源泉を探り人類の課題を考察した『道徳と宗教の二源泉』、1934年には論文集『思想と動くもの』をそれぞれ刊行。1941年、風邪の悪化からの肺充血によって逝去。
19-20世紀フランスを代表する哲学者として、哲学のみならず文学や政治思想など幅広い分野で大きな影響を残した。生前に本人は遺言書を遺し、非公式の手記、講義録、手紙などの出版を禁じていたが、現在、講義録や書簡集なども刊行され資料として供されている。

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