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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003366417
感想・レビュー・書評
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2千年ほど前に書かれたエッセイ集.古さは全く感じない.普遍的な「人間そのもの」に関する諸問題を,鋭い観察眼で考察しているからだろう.
例えば表題の一編「饒舌について」では,余計なおしゃべり癖がいかに不利益をもたらすか…秘密を漏らして時には国を滅ぼしてしまったり,あるいは,自分の身を破滅に導く…を例証しながら,自制心の鍛錬を勧める.そういった内容がわりとユーモラスに,さらっと述べられているので面白い.
話の中に登場するのが,当時すでに歴史上の人物となっていたプラトンやアリストテレス,マケドニア王国のフィリッポス2世やアレクサンドロスだったりするので,さらに2千年後の今からすると,はるか古代を知り想像させてくれる読み物としても興味深い.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記録
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ベラベラ喋ることが好きな私には耳が痛い。
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プルタルコスの英雄伝とモラリア読みたい。が、手に入れにくい量と古さ。
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新書文庫
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