似て非なる友について 他三篇 (岩波文庫 青664-4)

  • 岩波書店 (1988年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784003366448

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  • 人付き合いとか、健康、感情との付き合い方についてのエッセイ。「似て非なる友」とはおべっか遣いですり寄ってくる人間で、真の友と違って一緒にいて自分を駄目にするような人のことらしい。「健康のしるべ」や「怒らないことについて」「爽快な気分について」は現代に読んでもそんなに違和感がなく受け入れられる感じがする。食事は暴飲暴食をやめて腹八分目で素朴なものを食べるべきとか、温浴はいいけど冷水浴はよくないとか、よくよく相手の言い分を聞いてから怒るようにしろとか、目移りや期待しすぎず自分が今持っているものに幸せを感じるべきだとか、すごく常識的に感じる(たまに奴隷や女性は自由男性より劣ったものであるという観念がナチュラルに出てくるぐらい)。
    講義中に魚の骨がのどに刺さって結局それを取り除くために死んでしまうソフィストの話とか、引用されている話がけっこう面白い。

  • 爽快な気分についてをよんで、相手のプライドを傷つけないように話さないとなとおもった。もちろん似て非なる友も面白かったけど、私は権力もなければ魅力のある人間でもないのでkolaxのような人間も近づいてこない。

  • 似て非なる友について、のみ読了。読みながら、自分は友人にとって、似て非なる友になってやしないか、という点が気になる。優しさと甘やかしを履き違えていやしないかと、相手のためを思ってがひとりよがりになってやしないかと。逆のほうでいえば、おべっかつかわれてすりよられるほど、権力も財力も持っていやしない、と自分では思うのだけど。甘やかされては・・・いるかもしれないけど。怒らないことについて、も読了。サッポー「胸の中に怒りが広がったら、いたずらに吠えたがる口にお気をつけ。」(p.177)アテナイの政治家ポキオンアテナイ人が早まって決起しないように「諸君、アレクサンドロスが今日死んだのなら、明日もあさっても死んでいるだろう」(p.189)

  • ¥105

  • 「友というものは貨幣と同じで、いざ必要となった時贋物だと判明するのでは手遅れで、必要になる前に、本物か贋物か確かめるべきである」・・・

    真の友情とは何か。答えはこの中にあるッ・・・!

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著者プロフィール

46/48年頃~127年頃。帝政ローマ期のギリシア人著述家。『対比列伝』(プルタルコス英雄伝)、『モラリア』『愛をめぐる対話』などの著作を残した。

「2017年 『新訳 アレクサンドロス大王伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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