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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784003366912
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新プラトン学派のプロチノスの論文。
非常に薄いものであるが、プロチノスの思想を存分に示している。
『善なるもの一なるもの』においては、すべての存在が、ひとつであることによって存在であるという考察から始まり、最終的には知性を超越した、プロチノスの「神秘体験」とも呼べるべき一者との融合が語られる。
善や、知性よりも根本的なものとして、光の根源のように一者が存在するのである。
その過程において、私の興味をひいた箇所は、
「しかし、自分自身を識る者は、また自分がどこから由来するかということを知るであろう。」
プロチノスが求める本質的な「一者」は「多」であり、「他」でもある外に見出されるものではなく、やはりその立脚点には「自己」があるのではないだろうか。 -
善一者、流出、、、新プラトン学派のプロティノスの主著
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