学問の方法 (岩波文庫)

制作 : 上村 忠男  佐々木 力 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 79
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003367216

作品紹介・あらすじ

近代ヨーロッパ諸学を支配してきたデカルト的方法に対し、最初に全面的批判を展開したのがヴィーコ(1668‐1744)である。共通感覚・創造力・レトリック等を重視する彼の思想は、学問のあり方が根底から問われつつある現代に、学問論、科学論・教育論としてあらためて重要な問題を提起する。原題「われらの時代の学問方法について」。

感想・レビュー・書評

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  • 知識を覚えるのではなく、自然から知識を導き出す過程にこそ、真の学問、芸術の目的がある。ヴィーコは「自分に過失が多いからこそ、これを寛大に人々に許してもらいたい。だからこそ、自分も他者に対して寛大になる。」と言っているが、これは私の生き方にも非常に似たものがあると感じた。

  • 目次
    1 講演の構成
    2 諸科学の道具から得られるわれわれの学問方法の利点
    3 新しいクリティカの不都合
    4 幾何学の方法が自然学に導入されることによる不都合
    5 解析について(機械学との関連における)
    6 われわれの学問方法は医事にいかなる不都合をもたらすか
    7 われわれの学問方法がそれの目的と関連して道徳と政治の学および雄弁にもたらす不都合
    8 詩作について
    9 キリスト教神学について
    10 賢慮に属する諸主題について技法集が編まれていることの不都合
    11 法賢慮について
    12 芸術作品の最良の手本について
    13 印刷について
    14 大学について
    15 講演の結論

  • 今日の私たちは、先人が知らなかったことを知ることはできるが、現代に生きているからといって、先人が知っていたことを当然のように承知しているとはいえない。このことを区別して了解することが、学問の出発点だと感じた。

    本書のような学問論は科学史研究とかなり重なる部分があることもわかった。科学史の講義で本書が参考文献として示された意味が理解できた。

    解説では、現代の大学を取り巻く課題に根本的な問題を示唆している。

  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB20089092&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • ジャンバッティスタ・ヴィーコの本。
    彼の反デカルト的、人文主義的な歴史観はジョイスによって評価され、現代、彼の思想は重要な位置を占めています。科学的な進歩ではなく、人文主義的な円環こそが歴史であるという彼の思想は、今なお輝きを放っています。

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