日本語小文典(ロドリゲス) 上 (岩波文庫 青681-1)

  • 岩波書店 (1993年7月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784003368114

みんなの感想まとめ

日本語の文法や言葉遣いを深く理解できる一冊で、室町時代のポルトガル人宣教師による日本語学習書の和訳です。特に、動詞の説明が「現在自制」「過去自制」「未来自制」などの枠組みで整理されており、動詞とその後...

感想・レビュー・書評

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  • 室町時代に日本に渡ったポルトガル人宣教師が書いた、ヨーロッパ人向けの日本語学習書(の和訳)。文法はおそらく当時のラテン語学習をベースに進んでいます。音や言葉遣いも当然室町時代のもので、不思議な気持ちになります。

  • キリスト教イエズス会士であったポルトガル人、ジョアン・ロドリゲスによる1620年刊行の著書。
    まず「日本語大文典よりの抜粋にして日本語の基礎を初めて学ぶ人のための日本語小文典 全三部」と書かれている。
    これは日本人が読んでも大変勉強になり素晴らしい。
    動詞の説明においては、「現在自制」、「過去自制」、「未来自制」、「命令法」、「否定形」という枠組で説明されており、動詞及びその次に続く助詞や助動詞まで含めて解説されている。
    私たちは学校で文法を習うが、あまり時間軸について解説された記憶がない。せいぜい未然形と古文、文語文法の已然形くらいか。これは動詞は動詞の活用形だけを暗記させられるように教わるからかもしれない。助詞や助動詞はそれそのものとして捉える教え方の、せいもあるだろう。
    非常に読んでいて楽しい本で、下巻も期待!

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著者プロフィール

1935年、長野県生れ。東京外国語大学、東京大学卒。専攻 ポルトガル語学。東京外国語大学名誉教授。著訳書に 『現代ポルトガル語辞典 改訂版』(池上岑夫 他編、白水社、2005年)『SE考』(池上岑夫著、大学書林、2002年)『スペイン・ポルトガルを知る事典 新訂増補版』(平凡社、2001年)『ウズ・ルジアダス』(ルイス・デ・カモンイス著、池上岑夫訳、白水社、2000年)『現代ポルトガル語辞典』(池上岑夫 他編、白水社、1996年)『日本語小文典 下』(ロドリゲス著、池上岑夫訳、岩波書店(岩波文庫)、1993年)『日本語小文典 上』(ロドリゲス著、池上岑夫訳、岩波書店(岩波文庫)、1993年)『大航海時代叢書 第2期第1巻 ヨーロッパと大西洋』(ブーチエ 他著、池上岑夫・細川哲士訳注、岩波書店、1984年)『大航海時代叢書 第2期第5巻 ムガル帝国誌,ヴィジャヤナガル王国誌』(モンセラーテ 他著、清水廣一郎 他訳、岩波書店、1984年)『大航海時代叢書 第2期第3巻 アジア史 2』(ジョアン・デ・バロス著、生田滋訳、池上岑夫訳、岩波書店、1981年)『大航海時代叢書 第2期第2巻 アジア史1』(ジョアン・デ・バロス著、生田滋訳注、池上岑夫訳、岩波書店、1980年)『大航海時代叢書 第2期第4巻 エチオピア王国誌』(アルヴァレス著、池上岑夫訳、岩波書店、1980年)『太陽通りのぼくの家』(オリジェネス・レッサ 著、池上岑夫訳、岩波書店、1977年)『大航海時代叢書 第1期第10巻 日本協会史 下』(ジョアン・ロドリーゲス著、池上岑夫他訳、岩波書店、1970年)『ポルトガル語常用6000語』(浜口乃二雄・池上岑夫編、大学書林、1961年)などがある。

「1985年 『ポルトガルの海 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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