全体性と無限 上 (岩波文庫 青691-1)

  • 岩波書店 (2005年11月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784003369111

感想・レビュー・書評

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  • ようやく上巻を読了。
    険しい岩山のようだ。

    ほとんど理解できない。これは何。もちろん日本語訳には違いない。分からないのは、フランス語話者ではないことによるものか、言語的な壁か。いやそれだけではなさそうだ。
    存在、ことば、無限、享受、住まい、そして、顔 … 従来の語義とはまた別の意味で言説を進めている。それが哲学の哲学性なのかもしれないが、そのスタイルが他の哲学者とは大きく異なるように感じられる。独特。今まで、誰も立ち入らなかった部分に光を当てている、という気もする。だからこそ面白い。面白いから登りたくなる。登ろうとするも足掛かりがなく、岩肌から何度も転落したのを思い出す。それでも『存在と時間』(ハイデガー)に触れていたことは多少有効だったのかもしれない。
    知のあり方そのものが違う。「そう考えていけば答えが出る」という解を導く骨法が非従来的なのである。
    言い回し、文体、表現の仕方が大変ユニークでわからないながらも歩み続けたくなる。
    さて、下巻へ。

    http://cheapeer.wordpress.com/2013/11/26/131126/

  • 18/06/03。

  • 他者の超越。言語に先だつ呼びかけ、他者の存在。
    道具的存在の前に享受の関係。
    家をつくり自然を統御すること。
    倫理と正義。
    時間と他者。

    おもしろい。

  • もはや僕のレゾン・デートル。バイブル。

  • 理解できていない箇所の方が多い。
    「絶対的に〈他なるもの〉」としての〈他者〉、それゆえに〈私〉が〈渇望〉せざるを得ない〈他〉の〈他性〉の議論については、後にバトラーが『生のあやうさ』で触れている。
    上巻で特におもしろかったのは、第二部の「住まい」の部分。とはいえ、もう何度か読み返さないと、レヴィナスの思想を自分の言葉で説明することすらできない。

  • 国文社の合田訳が不評なので(?)、今をときめく哲学者熊野氏が新訳に乗り出したもの。ところどころ細かい違いがあるようだが、すっごく読みやすくなった!! というほどではない。やはり、もともとのレヴィナスの文章が難解なので、日本語の翻訳を工夫しても、難しいのは難しいのである。恐らく地文には忠実なんだろうと思う。

  • 頑張って読んでみたが、難しい。だいぶ時間かけたのに特に後半はほぼ分かってない。再読中。。ただ、「20世紀の哲学者」ということで「全体性と無限」の概念は現代社会に通じる点が多いと思う。

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著者プロフィール

東北大学助教授

「1997年 『カント哲学のコンテクスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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