ヘーゲルからニーチェへ 下 十九世紀思想における革命的断絶 (岩波文庫 青693-3)
- 岩波書店 (2016年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784003369333
みんなの感想まとめ
哲学の歴史を辿りながら、ヘーゲルからニーチェへと至る思想の変遷を探求する本書は、現代における市民社会や労働、教養、人間性、キリスト教の問題を深く掘り下げています。ヘーゲルの弁証法により生まれた世界史的...
感想・レビュー・書評
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原書名:VON HEGEL ZU NIETZSCHE
第2部 市民的=キリスト教的世界の歴史(市民社会の問題;労働の問題;教養の問題;人間性の問題;キリスト教の問題)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017年夏期スクーリング「哲学演習」(「哲学演習Ⅱ」に充当)。
2017/08/04 予習として速読で通読。ヘーゲルの弁証法により世界史的な断絶が生まれたと指摘し、対照的な流れとしてマルクスとキルケゴールの思想が誕生し、永劫的なニーチェ哲学へ至ったとする。ヘーゲルのジンテーゼがニーチェのいう永劫回帰だとしたらぞっとする果てだ。しかしじっさい循環的発想からわれわれは抜け出せているのか。歴史が循環をはじめてからすでに200年以上が経っているのでないか。だからこそ現代にも妥当する話題が多いのでは(市民、労働、教養、など)。講義でそのあたりも確かめられればよいなと。 -
ヘーゲルにおいて、現実が理性的なものの自己実現と位置付けられていたところ、マルクスは史的唯物論による現実のみに閉じた弁証法を、キルケゴールは自己展開しえず絶望に至る精神を、それぞれ語る形でヘーゲル哲学を解体していったことがまず語られる。ヘーゲルにおいてバランスが取れていたものがその後分解されたのである。この分解がその後、ニーチェの此岸の現実における「存在」の排除と「生成」に徹底的に閉じた、永遠回帰の哲学に至ったとする。また、その「生成」の現実において、徹底的に自らの精神を肯定する「超人」を待望することとなる。
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