アウグス ティヌス 告白 (下) (岩波文庫 青 805-2)

制作 : 服部 英次郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 202
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003380529

感想・レビュー・書評

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  • 時間論が面白い。

  • カテゴリ:図書館企画展示
    2016年度第3回図書館企画展示
    「大学生に読んでほしい本」 第2弾!

    本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。

    山田庄太郎講師(哲学科)からのおすすめ図書を展示しています。
        
    展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。

    開催期間:2016年7月19日(火) ~ 2016年9月16日(金)
    開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

    アウグスティヌスの著作『告白』は全部で13巻から成る書物ですが、岩波文庫版では上巻に1-9巻が、下巻に10-13巻が収録されています。自伝的な記述が中心であった1-9巻に対し、10-13巻では哲学的、神学的な考察が展開されます。10巻23章の「幸福な生活は真理を喜ぶことなのである」という一節は、いかに生きるべきかという問題に対する探求の出発点として語られる言葉です。幸福とは何か、真理とは何か。一つの生き方としての哲学の姿をここに見つけることが出来るでしょう。

  • 朝の礼拝で紹介された本です。

  • 烏兎の庭 第二部 雑評 3.30.05
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/bunsho/conan21.html

  • 上巻まで読んで放置してたのをようやく読了。
    下巻半ばまでは、上巻から引き続いてアウグスティヌスがいかにして信仰を得たのか思索を深めてきたのかを語る信仰告白。
    下巻の後半は、ぐっと趣きが変わって神学論の様相になる。有名な時間論に関する章もここにあって、下巻の焦点はこちら。ここでの主語は当然に「あなた」=神であるのだけど、その論理の組み立て方、展開の仕方はギリシア哲学のようというか、ギリシア哲学そのもの。その気になれば神様を除いても議論が成立しそうな勢い。
    こうした論の運びは、アウグスティヌスが修辞学を修めているていることに依ることが多いいのだろう。キリスト教がローマ帝国内に広まる一方で、ギリシアの文化がローマ帝国に承継され息づいていた時代だからこその文章と言えるかもしれない。ちょうど「告白」が書かれた前後にローマ帝国が分裂し、100年もすれば西ローマ帝国が滅亡、暗黒時代が始まる。神学的な普遍性とともに、そうした独特な時代の感覚が非常におもしろく、そこもまた名著たる所以かもしれない。

  • カバーより:10−13巻では、神の導きを得てとどまることなく真理を追究してゆく真摯な人間の姿が浮き彫りにされるが、同時にその精神が到達し探りえた創造者と被創造物の世界が謙虚な、しかし自信に満ちた筆で描かれる。ーー「私の書のうち『告白』以上に知られ、愛されたものがあろうか」とアウグスティヌスは自ら語っている。

  • 読み終わって、はーと息をつきました。やはり上巻の前半がいちばん、勉強するための読書としてはおもしろかったように思います。どうも下巻に行くにつれ感情的な文章が目立つので、クリスチャンでない身からすると、すこしついていけない部分がありました。なんというか、思い込みの激しい彼女みたいに感じてしまう部分があり……。先に入門書を読んでおいてよかったです。

  • レポート課題につき。

    正直、これだけ読んでもよくわからんです。
    難しいですねー。
    あとがき及び解説書あわせ読んでようやく、でした。
    けど、そういうかたちで真面目に読むと非常に面白い。

    キリスト教における神の概念に対する誤解が少しは解けた気がします。

  • 「時間とは何か、誰も私に問わないならば、私は知っている。だが、誰かに問われて説明しようとすると、分からなくなる。」という彼の言葉は時間の不思議さを巧く言い当てています。下巻の時間論は短いですが、非常に優れたものと言えるでしょう。
     時間は、宇宙や世界にあまねく存在する変化や運動、我々自身の体験や意識の流れ、あるいは時計といったものと、どのような関係にあるのか。
     変化や運動が全く存在しなければ、時間も存在しないのではないか。いや、変化や運動が止まっても時間は流れるのではないか。
     アウグスティヌスはこうした問題に真正面から取り組みました。そして、「もうない」過去、「今ある」現在、「まだない」未来という三つの「時間様相」の本性を問いただし、記憶、知覚、予期という「心の働き」によって時間を解明しました。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003380525
    ── 聖アウススティヌス/服部 英次郎・訳《告白(下)19761216-19950905 岩波文庫》
     
    …… もはや存在しないわたしの少年時代は、過去という時間のうちに
    あって、その過去はもはや存在しないのであるが、しかしその心象はわ
    たしが少年時代を回想して語るとき、現在という時間において見られる。
     
    …… 時間とはなんであるか。だれもわたしに問わなければ、わたしは
    知っている。しかし、だれか問うものに説明しようとすると、わたしは
    知らないのである。(P114)
     
    ……(私釈)時間とは何か。だれかがわたしに問うなら、わたしは説明
    できる。しかし、ひとりになって考えると、さっぱりわからない。
    http://q.hatena.ne.jp/1278649036#a1026213
    http://q.hatena.ne.jp/1252368019#c182511(20100719 04:10:12)
     
    (20091203)(20150703)
     

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