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- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003381922
作品紹介・あらすじ
『瞑想詩集』の原題は「ケルビムのごとき旅人」である。シレジウスは、神のもっとも近くにいる天使ケルビムのような存在になろうとして地上をさまよう者だ、と自己を考えたらしい。そのために瞑想をとおして内面への旅をつづけたのである。「天国はあなたの中にある。他の場所に神を求めれば、あなたは神を見失ってしまう」と彼はいう。
感想・レビュー・書評
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宗教色が強い詩集だ。
キリスト教のことはほとんど知らないが、
この人の詩は、素敵だと思える詩が多くある。
その中で、印象的だったのは、
「地獄の火はただ燃えているだけ」
たとえわたしがいつも地獄にいるとしても、
地獄はわたしに害を与えることはない。
地獄の火があなたを焼くのは、ただあなた次第なのである。
という詩だ。
私はこれを読み、地獄は、罪人を苦しめるものなのだから、
罪さえ犯さなければ、ただ燃えているだけになるのか、と思った。
焼かれないように生きたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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