科学と仮説 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 河野 伊三郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 151
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003390214

感想・レビュー・書評

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  • ”次第に多くを観測して、次第に少ししか一般化しなくなった”(P170)仮説は検証しなくてはならないが、第11章のような確率論による検証は難しいかもしれない。その後に続く、光学と電磁気学に関する記述には確率論的な証明まで踏み込んでいないので、すごく難解な問題の解説はないかもしれない。そのため、科学者、技術者の1年生が読んでも、十分理解できる内容が多いのおで、ぜひ読んでください。

  • 内容は素晴らしいのだと思うが、翻訳が、ものすごく読み辛い。科学と方法の翻訳が素晴らしかっただけに残念だと思った。

  • ・数学以外の科学に関してここに書かれているものを簡単に書いたものが中谷宇吉郎「科学の方法」という印象.
    ・今となっては古い内容も含まれようが,鋭い洞察力と知識量.
    ・公理と出直し法と科学.一般化と統一への道.

  • (1967.12.07読了)(1967.04.10購入)
    *解説目録より*
    本書は科学の諸部門に通達したポアンカレの根本思想を示したもので、数学・物理・心理・論理等、科学と哲学とにわたり、科学思想を扱った論著に広く利用されている。科学とは何か、その基礎は何かというような大きな問題とともに、数学の推理と碁・将棋の推理との違い、感覚と幾何学との連関、波動説と粒子説との関係も説く。

    ☆関連図書(既読)
    「科学と方法」ポアンカレ著・吉田洋一訳、岩波文庫、1953.10.25

  • 1-1 科学論・科学史

  • 名著というのは、いつ読んでも新鮮であるし、古臭さを微塵も感じさせないものである。

    本書が書かれたのが、相対論や量子力学が誕生・発展する前であることを鑑みると、筆舌に尽くしがたい。
    特に科学に対する控えめなスタンス。当時、物理学はすでに理論的には完成した学問であり、あとは定数の精度を向上させることを考える実験家の仕事と考える人もいた。
    科学というのは絶対で不変であるという考えを抱きがちである。特に数学とは演繹的に推論を繰り返し、曖昧さのかけらもないと思いがちである。
    PoincareはEuclid幾何学と非Euclid幾何学例から、科学の絶対性は確固たる土台の上に築かれているわけではないと説明をしている。

    大学学部レベルの数学と物理学(それと少々の哲学)の知識を有して読むと非常にためになる。個人的には確率論の項目が良く書けていると思う。

  • 2010年度【請求記号】401||P【資料ID】00131346【配架場所】工大君に薦める

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