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Amazon.co.jp ・本 (153ページ) / ISBN・EAN: 9784003390511
みんなの感想まとめ
テーマは、天文学の歴史と人間の思考の進化です。著者コペルニクスの『天体の回転について』は、地動説を提唱するまでの彼の苦悩や、当時の科学と宗教の対立を描いています。旧字体の難しさがあるものの、読み進める...
感想・レビュー・書評
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著者、コペルニクスさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
ニコラウス・コペルニクス(1473年2月19日 - 1543年5月24日)は、ポーランド出身の天文学者。カトリック司祭であると誤解されがちであるが、第二ヴァチカン公会議以前に存在した制度の「下級品級」であり、現在でいわれるような司祭職叙階者ではない。晩年に『天球の回転について』を著し、当時主流だった地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)を唱えた。これは天文学史上最も重要な発見とされる。(ただし、太陽中心説をはじめて唱えたのは紀元前三世紀のサモスのアリスタルコスである)。
言わずと知れた、地動説を唱えた方です。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
コペルニクス自身のつけた表題は『回転論』だったが、校正にあたったオジアンダーか版元が『天球回転論』に変えてしまった。コペルニクスは惑星は天球という透明な殻に固定されていると考えていたから、『天球回転論』でも間違ってはいない。岩波文庫の矢島祐利訳は『天体の回転について』になっているが、天体の回転にするのは無理である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメ『チ。』を観て興味を持ちました。
本自体は旧字体が使われていることもあり難しいなと感じました。でも気づいたらあの旧字体を読めるようになっていました。小学生の頃、新しく知った漢字を覚えながら教科書を読んだことを思い出しました。
1473年に生まれた人の言葉や考えを2025年に読んで知れるということ、奇跡だと思いました。
私は『チ。』をアニメで観ただけの天文学の知識しかないため深くは理解できていませんが、解説はかなり興味深いものでした。たくさんの人が天文学について懸命に考え、研究した歴史を知りました。現代から見ると真実に近づいたり遠のいたりしていますが、間違っていたことも積み重なって積み重なって確かなことへと繋がっていました。人が考えるということに無駄なことは一切ないのだと学びました。
今、当たり前と思って考えもしないことが覆されることがあるのかもしれないと思うと胸が躍ります。遠い未来からすれば私達の常識も間違いの積み重ねかもしれません。そしてそれは天文学の分野に関わらず言えることであるから、『チ。』の登場人物であるヨレンタの言葉をかりればこの世界は「最低と言うには魅力的すぎる」 -
漢字が旧字体なので読むのに一苦労。
だけど、コペルニクスの自説(地動説)を公にするまでの躊躇いや苦悩も知れて、学説の書だけど、ドラマティックな感じがあった。さまざまな定理が提示され(証明は割愛)、その丹念さ、数学的アプローチも面白かった。
66頁にも及ぶ訳者・矢島祐利氏の解説も読み応えがある。宗教と科学のせめぎ合い、「科学」がどのように引き継がれて行ったのかが描き出されている。
この本に出会えたのも魚豊氏の「チ。」なので感謝したい。 -
新書文庫
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読了。今年31冊目。
コペルニクス著『天体の回転について』です。プトレマイオス的世界観〈天動説〉を否定し、〈地動説〉を打ち出した革新的な書物。それでも当時はまだ地球を含む惑星の公転軌道は真円と考えられており、その理由も「天は完全なるものであるから」と言った具合で思弁的な感は否めない。実に興味深いです。 -
最晩年に地動説の公表を決意した。その初版本は、彼の死の床に届けられた。
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復刊していたので、つい購入して再読。
本文はもちろん、解説が面白い。特に、当時までの天体に対する認識の遍歴が興味深かった。 -
「チ。」の影響で読んでみました。
用語や言い回しが古くて、ベージ数は少ないけど読むのに時間がかかりました。
所々、当時の宗教観を把握できる所があり、当時の宗教や宇宙についての感覚も触れられました。
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