ビーグル号航海記 上 (岩波文庫 青 912-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003391211

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  • 1831年若干22歳の若きダーウィンが南アメリカを中心とした測量航海に向かうビーグル号に博物学者として乗船し5年かけて世界一周した航海の記録。結果として進化論に結びつくことになるけれど、それはまだ先の話。もう、ただただアドベンチャー!イギリスを出航して南アメリカ東海岸を南下、フォークランド諸島までの到達が上巻。寄港地で河を遡上ししたり、当時征服者としての大英帝国を見せつける原住民との上から目線の接触もまんま記録されています。
    海洋生物の採取なども行なって発光生物やサンゴも観察していますが当時は謎だらけ。いや〜すごいなぁ。
    南の島への道すがら読みたかったなぁ・・・
    セミの声を聞きながら海洋冒険気分に浸りつつ中巻へ。

  • 面白い本は一気に読んでしまう。つまらない本は速読モードで読み飛ばす。手強い本は頑張って読む。

    本というのはそのどれかだと思っていたが、この本はそのどれでもなかった。面白く、1ヶ月近くかけてゆっくり読んだ。ひさしぶりの体験。

    ビーグル号の航海は、5年かけて世界の辺境をめぐる文字通りの冒険旅行であると同時に、新鋭の青年博物学者ダーウィンにとっては科学のフロントラインをめぐる冒険旅行でもあった。残念ながらぼくらはどちらももう体験できない。5年かけて世界をめぐることはできるだろうけど、それはあえてそういう方法を選ぶ、という選択肢の問題にすぎないし、科学のフロンティアはダーウィンの時代に比べればずっと細分化され、見るもの聞くものすべてが未知、というわけにはいかない。なんと贅沢なダーウィンの大冒険。血湧き肉踊る。

    その一方で、ダーウィンの上から目線が気になる気になる。当時のイギリス人としては当然だったのだろうけれど、現地人を野蛮人呼ばわりし、西洋流の常識と正義を押し付ける。奴隷制に反対していたダーウィンですらこうだったのだから、世界中で迷惑してたんだろうな。ビーグル号が当時の日本に立ち寄っていたらどう書かれたか、読みたいような読みたくないような。

  • 130602 中央図書館

  •  動物や植物に対する愛情が感じられるのですが、先住民にはそれが一かけらもないようでした。19世紀のイギリスの貴族なら仕方のないことかも知れませんが。
     前半は、船に乗っているよりも、単独で内陸調査をしている方が多いです。
     途中で、なんかどっかで読んだことがある件だ、と思って調べたら、ちょっと前に読んだ「どくとるマンボウ航海記」でビーグル号のエピソードが取り上げられてました。航海記つながり。

  • 1800年代の南米の様子がわかる。この時点で南米大陸にいた原住民は全部インディアン扱いで野蛮人として取り上げられているが、ダーウィンだけはそれが変であると感じているようだ。

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著者プロフィール

イングランド西部のシュルーズベリー生まれ。エディンバラ大学で医学を学んだのち、ケンブリッジ大学に転学。卒業後、英国海軍の帆船ビーグル号に乗り込み、4年半にわたって世界各地をめぐり、ガラパゴス諸島での調査などに従事。帰国後は在野の自然史学者として研究を重ね、1859年に『種の起源』を出版。他の著書に『ビーグル号航海記』『人間の由来』『ミミズと土』など。

「2020年 『ダーウィン『種の起源』を漫画で読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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