ビーグル号航海記 中 (岩波文庫 青 912-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003391228

感想・レビュー・書評

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  • 調査の旅はパタゴニアから荒れ果てたフォークランド諸島、マゼラン海峡を経てチリへ。途中大地震に遭遇し大災害の爪痕を目の当たりにします。航海中でももっとも記憶に残る出来事となったようです。火山活動も観測し、地形変動への影響を考察しています。このころはまだプレートテクトニクス説が体系化される100年以上も前であり、海底の隆起に関しての原動力までは解明されていない時代ですが、山頂で海底の痕跡を観測して、先入観なく記録していることはやはりすごいことです。常識にとらわれない考え方こそ重要。年をとってくると経験が邪魔をしてなかなか難しくなるところ。このような感性を保ち続けたいものです。

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    ── ダーウィン/島地 威雄・訳《ビーグル号航海記(中)19600225 岩波文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003391225
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/400339125X
    ── ダーウィン/八杉 竜一・訳《種の起原(下)19791220 岩波文庫》P185
     Darwin, Charles Robert 18090212 Englnd 18820419 73 /
    https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3&ao=a
     
    https://q.hatena.ne.jp/1551748243#a1270588(No.2 20190305 11:16:57)
     近現代の三脈 ~ 進化論+資本論+夢判断 ~
    https://q.hatena.ne.jp/1551748243#a1270589(No.3 20190305 11:58:38)
     
    (20141231)
     
     Dyson, George (父)18830528 England 19640928 81 /王立音楽大学長
     Bethe, Hans Albrecht 19060702 独 仏 米 20050306 98 /ベーテ(一門)
     Dyson, Freeman John 19231215 英  米 20200228 96 /ダイソン
     
    …… 1936年から1941年まで、父親が音楽を担当するWinchester College
    の学生となる。15歳時、微分方程式が科学において重要な事を知り、
    図書目録を見てダーウィンの「ビーグル号航海記」を見つけるも手持ち
    の所持金では足りず、辛うじて購入できる金額だった「微分方程式」
    (H・T・H ピアジオ著)を購入[2][3]、クリスマス休暇を使って毎日朝
    6時から夜10時まで連続で700題を順に解いて過ごし、I・M ヴィノグラドフ
    (英語版)の数論の古典[4]がロシア語版しか出版されていない事に
    苛立ち、独学でロシア語を学んで英訳、清書した(Wikipedia)。
     
     Piaggio, Henry Thomas Herbert 18840602 England 19670626 83 /ピアジオ
     Vinogradov, Ivan Matveyevich 18910916 Russia 19830320 91 /ヴィノグラドフ
     
     Tomonaga, Sin'ichirou   19060331 Japan  19790708 73 /朝永 振一郎
     Schwinger, Julian Seymour 19180212 America 19940716 76 /シュウィンガー
     Feynman, Richard Phillips 19180511 America 19880215 69 /ファインマン
     
    …… 三人がそれぞれ提唱していた、素粒子論の基礎の「くりこみ理論」
    について、1949「トモナガ・シュウィンガー・ファインマンの放射理論」
    と題した論文を発表。着想を一つにまとめて、完全性を証明する役割を
    果たした。この理論で三人は1965 ノーベル物理学賞を受賞した(Wikipedia)。
     
     わたしは、すべての質問や回答を、かならず他の質問や回答にも転載
    する。同じ文言を、一つの文章の中で繰返すのは虚しく退屈な徒労だが、
    別の文章に応用すると、麻雀のように役割が変化する。
     
     数年かけて書かれた古典を、数時間で読破しても、得るものは乏しい。
     数百万人に読まれた書物を、数十年に拾読すれば、神妙な気分になる。
    https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E4%BA%89%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84&ao=a
     
    https://twitter.com/awalibrary/status/1233795692625137664
     
    (20200229)
     

  •  現在の地震年表に記載されているM8.4のコンセプシオン沖地震。ヨーロッパ人にとっての巨大地震は、尋常ではなかったと思います。
     これと同じものがイギリスで起きたら、国家は即座に破産するであろう、と冷静な分析はさすがです。
     ネットで有名なヤーガン族の生活の様子が、意外にまともことに少しがっかりしました。

  • 注目はチリの地震と津波の被害についての記述。偏りのない学者としての目が、当時の地震がどれほどのものなのかを教えてくれる。

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著者プロフィール

イングランド西部のシュルーズベリー生まれ。エディンバラ大学で医学を学んだのち、ケンブリッジ大学に転学。卒業後、英国海軍の帆船ビーグル号に乗り込み、4年半にわたって世界各地をめぐり、ガラパゴス諸島での調査などに従事。帰国後は在野の自然史学者として研究を重ね、1859年に『種の起源』を出版。他の著書に『ビーグル号航海記』『人間の由来』『ミミズと土』など。

「2020年 『ダーウィン『種の起源』を漫画で読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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