生物から見た世界 (岩波文庫 青 943-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003394311

感想・レビュー・書評

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  • いきもの達は、この世界をどう見ているのか?
    この問いへの手がかりが得られる本。
    環世界の中で自然が果たしている役割は矛盾だらけ、というメッセージが印象的で心に残った。

  • 記録

  • 読書中

  • 中野中央図書館で借りた。

    これはめちゃくちゃ面白い!!!!
    1時間やそこらで読めてなんと楽しい本だ!

    その名の通り人間以外の生物から見た世界について。

    序章 環境と環世界
    一章 環世界の諸空間
    二章 最遠平面
    三章 知覚時間
    四章 単純な環世界
    五章 知覚標識としての形と運動
    六章 目的と設計(プラン)
    七章 知覚像と作用像
    八章 なじみの道
    九章 家(ハイム)と故郷(ハイマート)
    一〇章 仲間
    一一章 探索像と探索トーン
    一二章 魔術的環世界
    一三章 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合
    一四章 結び

  • about umweld.知覚能力による環環境の捉え方の違い。意味の付与は無理してするのものではないのかも。そのままでよいのかも。

  • 環世界や魔術的環世界など、日常生活では耳にしないような小難しい概念が度々登場する。
    内容としては、新たな視点から生き物、および生き物が捉えてる世界を解明しようとするものであり、示唆に富んでいる。
    相手の主観を通して世界を捉えようとする行為は、動物に限って重要なのではなく、人と人の関係性の中でも重要なものである気がする。

    主体によって世界は変わる。

  • 人間を含む生物の感覚と、そこから見える主観的な世界。自分が見ている世界も主観であることを免れ得ない。そういうものの見方を鮮やかに示している。
    最近出版される本にもしばしば引用されているが、気軽に原本に触れられるのはありがたい。良書。

  • ・「環境」は、あくまで客体であり、主体の周りに存在しているだけのもの。
    ・一方で「環世界」は、主体が意味づけをして構築した世界を指す。

    環境問題はあくまで人間が起こした侵略のしっぺ返しであって、それが動物やら自然やらに貢献するものだという文脈はあまりに身勝手になるのだと。

  • 甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす"環世界"の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激に対する物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。

    我々が見ている世界だけが唯一無二ではないことがわかる良書です。例えば、知能の高い人類もマダニの他力本願な生存本能を嗤えない。それは彼らがきちんと生存し続けている事実を見れば明らかである。

  • 新鮮でした
    恋に落ちたら世界はバラ色になるんよ

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