高峰譲吉文集 いかにして発明国民となるべきか (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2022年7月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003395219

作品紹介・あらすじ

明治国家を支える技術官僚を辞し、発明起業家を志して単身米国へ渡った高峰譲吉(一八五四-一九二二)。挫折の末、アドレナリンの単離抽出、タカジアスターゼの開発に成功した苦節の年月をふり返りつつ、日本における理化学研究と起業振興の必要性を熱く語る。スタートアップの先駆者のバイタリティあふれる文集。

みんなの感想まとめ

発明と起業をテーマにしたこの文集は、著者の高峰譲吉が自身の半生を振り返りながら、日本の技術革新と発明の重要性を力強く訴えています。明治・大正期に活躍した高峰氏は、タカジアスターゼやアドレナリンの発見を...

感想・レビュー・書評

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  • 著者の高峰譲吉はタカジアスターゼやアドレナリンの結晶単離を成功させた実業家。海外でのお酒造りのエピソードではメンタルの鋼ぶりとピンチに動じない発明家ぶりが伺える。やっとうまくいきかけていた工場が、妬みによって放火されて灰になるとか……。よくそこから立ち上がったなと思う。生没年が1854-1922とあるように、活躍していた時代は明治・大正のよう。確かに言葉遣いは古めかしい。

    一方、日本は模倣は得意だけど発明ができない国と国内外問わず言われている、発明力があると信じて官民共に発明の奨励をした方が良い、など、今の時代にも言えそうな事が書かれていて、興味深い。

    興味深いといえば「大豆が滋養に富み、肉食せぬ国民に肉食と同じ滋養を供する」とあり「大豆は畑のお肉」というのはいつから言われているんだろう?と思った。越後のガスについても言及しており、どの辺に視察に来たのかな、というのもいつか調べてみたいところ。

  •  いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
     高峰譲吉氏は明治~大正期に活躍した化学者、実業家です。タカジアスターゼ、アドレナリンを発見したことで有名ですね。
     本書は、その高峰氏が自らの半生を振り返りつつ、研究・起業等への情熱を綴った文集です。
    本書に採録された高峰氏の講演・論稿・寄稿文等からは、高峰氏の「日本国民の可能性」に対する“熱き期待”が迸り出ています。とても刺激的な内容に溢れた良書ですね。

  • タカジアスターゼの発明や、アドレナリンの結晶化に成功した高峰譲吉の文集。

    全く知らなかった人物だが、日本が大国となるために、これから何をなすべきか色々読み応えがある本だった。
    また、アメリカでの発明活動は波乱万丈で面白かった。

    百年前から、模倣だけでは先進国にはなれないと説いていた日本人がいたんだなと驚いた。

  • 430.4||Su

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著者プロフィール

東京大学教授

「2023年 『日本経済の歴史[第2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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