人間知性論 (1) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1972年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784003400715

みんなの感想まとめ

人間の心の成り立ちや知性の限界について深く考察されており、観念がどのように形成されるのかを丹念に分析しています。特に、「白紙」の状態から様々な観念が書き込まれる過程や、信仰に関する考察が興味深いと感じ...

感想・レビュー・書評

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  • 人間の心はもともと「白紙」であり、そこに様々な観念が書き込まれ、また組み合わされ、また言葉が付されていくとする。観念にも単に感覚的なもの、抽象的なもの、空想的、誤ったものなど様々あり、それらがいかにして形成されるのか、また単純な観念と複雑な観念やそれがいかにして形成されるのか、また、神の観念など、信仰に関する事柄はどのように解すればいいのか(これも生まれてから「白紙」に書き込まれるのか。だとするとキリスト教の教義とそれはどのように整合的に説明できるのか)など、人間の「白紙」に観念が刻み込まれる様が丹念に分析されている。

  • 入門書を読むだけでなく、まずはやっぱり本人の著書を読むべきだなぁ、と思う。
    ロックの入門書でとてもわかりやすくなったけども、とはいえ、本人から何を聞くべきかは、やはり自分で考えるべきこと。

    読んでみて、冨田氏の入門講座が参考になり、ロックの基本がキリスト教信仰にあることはその通りと驚いた。

    でも、まずは僕の思ったこととしては、デカルトが、我思う故に、、、と言ったりしてるけども、そもそもじゃあ、その我ってなんなんだ、と。それを自明にしていいのか?という

    心身二元論から始めたことで、松果体のわけわからん説明に至る前に、いや、我というのは全知全能じゃないだろ、と。てことは人の知性には限界があるわけで、その限界をしるためにも、人の知性ってどういう仕組みなんか考えるとこから始めないと、我思う故に、、、とかいっても、ただの人間の知性の限界を示しただけってことかもよ、というようなそういうような問題意識があるのではないか。

    あまり歴史を詳しくないので、デカルトを例に出したけども、デカルトとロックが言っているわけではない、ただ、何かそういう当時、議論されてた問題を解決できないのは、人間の知性をわかってないからやない?ということで始まったというこの本のことを考えると、そういう問題意識だったんでは、と思った

    で、そこから出てくる人間の構造への洞察が面白い
    ロック自身、断ってるけども、確かに短くできる内容もあり、鬱陶しい、しつこい、と感じるとこもあるけども、、、。

    一巻の一番最後、暗室、というのは、これ、カメラオブスクラのことじゃない?カメラオブスクラの像を人間の観念の比喩にしてるのだと思うけども、違うんかな?

  • ¥420(1-4巻)

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著者プロフィール

ジョン・ロック(JOHN LOCKE, 1632-1704)
 17世紀の英国の哲学者。当代のヨーロッパ「学問共和国」の一員としての自負を持ち,
英仏をはじめとする絶対主義諸国の暴政に対して,
著作及び実践を通じて人間の尊厳を尊重する社会実現のために身命を賭した。
 主著は,『人間知性論』『寛容書簡』『キリスト教の合理性』『利子・貨幣論』,
それに本訳書『統治論』など多数。
現在オックスフォード大学出版局から,クラレンドン版「ジョン・ロック著作集」
The Clarendon Edition of the Works of John Locke が刊行中。

「2020年 『改訂版 全訳 統治論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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