教育に関する考察 (岩波文庫 白7-5)

  • 岩波書店 (1967年11月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784003400753

みんなの感想まとめ

教育の本質を探求し、個人主義的な視点から教育論を展開した作品は、読者に新たな気づきを与えます。ジョン・ロックの教育思想は、合理的かつ現実的なアプローチで、子供たちの日常生活の問題を優しく解説し、好奇心...

感想・レビュー・書評

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  • 冒険の書の推薦本である。ジョンロックというと固いというイメージがあるが、この本に関してはとても分かりやすくすらすら読める。昔のことなので、健康の点や語学のラテン語とフランス語を薦めるなど、イギリスならではの教科があるし、解説での貴族趣味というのは当たっている。
     訳がいいのでどんどん読めるので、教員養成系大学の学生も読んでみてもいいと思える。

  • 合理的・現実的にして個人主義的な教育を論じ、近代の教育思想を確立したと言われるロック(1632-1704)。健康管理や躾から海外旅行のことまで子供の日常の問題を優しく説いた彼の教育論は、『エミール』に受け継がれ、今でもパブリックスクールの鍛錬主義やオックスフォードでの個人指導制という形で生き続けている。
    ーーーー
    ・好奇心について(12章):子供達の質問には真面目に返事してやらなければなりません。子供達の無知に応じてやって、それから脱するように彼らを助けてくれる親切な人たちに出会える子供たちは幸福です。「物を知りたがる子供たちが与える、飾り気のない、教え込まれたものでない、いろいろの暗示は、物を考える大人の思考を働かせるようなものをしばしば提供するものです。借りものの概念と、教育で植え付けられた偏見を元にして、ありきたりの筋道に合った話をする大人の議論よりも、子供たちの予期しない質問から教えられるところが多いと思います」(pp.192-3)

    ・学習と勉学について(20章):ロックはグラマースクールでのラテン語教育のやり方(苦痛を与えて暗記させる)に対して非常に懐疑的。「無差別、無選択に、習っているものを暗記することは、一体なんの役に立つかわたくしには判りません。それは彼らの時間と労力を浪費させ、自分の書物にうんざりさせ、嫌にさすもので、彼らに書物を役にも立たぬ厄介物とのみ考えさせるだけです」(p.277)

  • まだ人権問題が開けていない中での教育論であることには変わりないが、その時代でも学べるところはある本だ。

  • 080816(s 081228)

  • ¥105

  • 教育に関する考察

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