アメリカのデモクラシー〈第2巻(下)〉 (岩波文庫)

著者 :
制作 : Alexis de Tocqueville  松本 礼二 
  • 岩波書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003400951

作品紹介・あらすじ

一国の人民の境遇が平等になるにつれて、個人はより小さく見え、社会はより大きく映る-トクヴィル(一八〇五‐五九)は、国民の平等化が進んだ民主的国家にこそ生じる強力な専制政府の脅威を予言、個人の自由の制度的保障を主張する。

感想・レビュー・書評

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  • 第1巻を刊行した1835年の5年後に、トクヴィルはこの第2巻を出した。
    アメリカ合衆国のイメージは彼の中で煮詰まり、この巻では「自由」「平等」などの概念をめぐって延々と思索が続く。
    特に「平等」概念を、ヨーロッパ文化にとっても重大な歴史的転回点としてとらえており、単に賞賛するのではなく、その危険性をも含めて考えを深めている。
    19世紀前半のトクヴィルの思考は、ただちに現在の「民主社会」に適用できるわけでもなく、彼の予測は外れている面もある。それでも、「民主主義とは何か」を考える上で、本書は多くの示唆を含んでいる。
    しかしこの本の要点を抜き出し、その思想の骨格を明確にする作業は、一読しただけではなかなか難しいだろう。

  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介

    1831年から1832年まで、ジャクソン大統領時代の米国社会を描いた近代デモクラシー論。

  • 境遇が平等な時代のデモクラシー国家は、いつの時代よりも強力な権力を持ちうる。

    現代のデモクラシー国家に警鐘を鳴らす、優れた古典。

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