- Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003410561
作品紹介・あらすじ
人間がいかに利己的であろうとも-著者はこう書きおこして、近代社会において、自由で平等な利己的個人の平和的共存が、権力の介入なしにどのように可能か、を追求する。一八世紀イギリスの経済学者アダム・スミスの、『国富論』と並ぶ代表的著作。
感想・レビュー・書評
-
『国富論』の訳者がこれを読まないと正しく『国富論』を理解できないと書いてあったので、借りて同時進行で読んだ。
こっちはこっちでとても面白い。
哲学書って訳ではないのかな?
読みやすい。
ネットのない時代に、とても勉強されていて、それがとても分かりやすいし、哲学書なんかよりもずっと入ってくる。
あの時代の考えらしい展開もあれば、とても進歩的な考えもありで、至極感心しました。
怖がってないで、もっと早くアダム・スミスに手を出せばよかったと後悔ひとしお。
気になるとすれば、「われわれ」「かれら」「かれ」「それら」「それ」が分かりづらい。まぁ、翻訳上しょうがないよね。
下巻もすぐに読みたいけど、予約本が続々順番が来てしまったので、しばし間をおきます。
ありがとう、アダム・スミス。
(H24,6 図)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40012807 -
かれの、という人称代名詞が多用されているので、彼が誰なのかが全くわからない。人の、でもいいし、なくても構わない。
-
アダム・スミスの主著。
読み始めたが、かなりまどろっこしいひょげんに辟易。
しかし、これが総論で、「国富論」は各論なので、頑張って読書中です! -
こちらに切り替えて読み進めています。
相変わらず水田訳は難しい。 -
「神の見えざる手」のアダム・スミスが人間の共感能力をもとに様々な倫理や徳の基礎付けを行った名著です。「見えざる手」による均衡価格(需給均衡)の理論とも通じる動的なシステム思考が展開されていてとってもエキサイティング!この夏古典にチャレンジしたいあなたにオススメです♪岩波さんはいつもいい仕事してますね~。
-
普通に生活していると、なぜ起こってくるのか自分では説明できない感情がよく起こります。それを説明するべく本書にすがったわけです。大概の疑問についてはうまく説明してくれていますが、その疑問の必要性については答えてくれていません。確かにアダムスミスの言うとおりかもしれない。が、それを言葉で説明する意味はあるのか?ということです。まどろっこしい言い方になりますが、僕はあると思います。