経済学批判 (岩波文庫 白 125-0)

制作 : 武田 隆夫  遠藤 湘吉  大内 力  加藤 俊彦 
  • 岩波書店 (1956年5月25日発売)
3.83
  • (5)
  • (0)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :110
  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003412503

経済学批判 (岩波文庫 白 125-0)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • マルクスがとんでもなく碩学であること、それはよくわかる本である。内容については、予め知っていたこともあるのであまり他言を要しないが、商品には交換価値と使用価値の二種類があることは、古代ギリシアのアリストテレスから存在していたこと、また貨幣が金銀であり得ていることも同様に古代ギリシアから検討されていたこと、それがよく分かる。それ以外の人でも、彼より以前の経済学者や財政学者が貨幣の顕れについて検討しており、マルクスの学説が彼のオリジナルではないこと、また金科玉条ではないことは、当たり前であると考えられる。

    彼は金の裏付けを持たない、強制通用力を約された国家紙幣(政府紙幣)についても検討しているが、取るに足らないとして排斥している。しかし経済人類学者のポラニーは、かなり昔から政府紙幣のような存在を研究し見出しているので、「資本主義は人為的なもの」と見なすかどうかが、マルクスとポラニーの分かれ目であるといえよう。

  • ¥105

全2件中 1 - 2件を表示

経済学批判 (岩波文庫 白 125-0)のその他の作品

経済学批判の詳細を見る 経済学批判 カール・マルクス

カール・マルクスの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
マックス ウェー...
ドストエフスキー
フランツ・カフカ
ドストエフスキー
エーリッヒ・フロ...
キェルケゴール
有効な右矢印 無効な右矢印

経済学批判 (岩波文庫 白 125-0)を本棚に登録しているひと

ツイートする