資本論(マルクス) 4 (岩波文庫 白125-4)

  • 岩波書店 (1969年4月16日発売)
3.33
  • (1)
  • (6)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 195
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (522ページ) / ISBN・EAN: 9784003412541

みんなの感想まとめ

資本主義の本質に迫るこの一冊では、労働者の労働から生まれる剰余価値が、資本家の利益の源泉であることが主張されています。特に、労働力と労働の違いについての深い議論が展開され、資本家による労働者の搾取のメ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第四分冊。
    この一冊全体にわたって、
    資本主義的生産の利潤は可変資本(労働力)が生み出す剰余価値が資本家に移転することで生み出される、
    と主張している。

    つまり、資本家の儲けとは労働者をタダ働きさせて生み出した分の利益であり、売買の商取引の瞬間にそれが生まれるわけではない、というのがこの巻の主旨だ。

    その前提には、前巻までにマルクスによって議論された、
    ・(純粋な)労働→「労働すること」によって実際に生み出される価値
    と、
    ・労働力→ 労働者としての「人間」が生む価値への可能性
    との混同及び、資本家によるその混同の濫用にある。

    マルクスの批判をたどれば、アダム・スミスを初めとするマルクス以前の経済学者は、
    不変資本(設備など)/可変資本(労働力)
    の区別を
    固定資本/流動資本
    と混同しており、そのために労働者搾取の現実が隠蔽されているという。
    その説明が延々と続く。

    他にも、在庫や回転についての説明が冗長であるが、
    それが「昔の新発見も今となっては常識」と言うことなのか、或いは深い意味が隠されているのか、今のところ読み取れなかった。
    今後読み進めて確認したい。

  • #3782ー53ー2ー213

  • 資本論 4/9
    3巻までとは 世界が違う。経済学の色合いが強い。マルクスから エンゲルスに著者が変わり、「資本主義=労働者から搾取」だけでなく「資本主義=恐慌」というテーマも加えられた

    G(貨幣)→W(商品)=A(労働力)+Pm(生産手段)

    労働者から搾取→剰余価値→次の投資→過剰生産→恐慌

  • ・資本の循環過程G-P-W
    ・生産資本、商品資本、貨幣資本
    ・資本の回転期間について
    ・労働期間、生産期間、流通期間の関係
    ・剰余価値の流通と蓄積過程について

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)56
    社会・経済についての知識で、われわれが置かれた制約を知る

全5件中 1 - 5件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

カール・マルクス(Karl Marx):1818-83年。ドイツの経済学者・哲学者・革命家。科学的社会主義の創始者。ヘーゲル左派として出発し、エンゲルスとともにドイツ古典哲学を批判的に摂取して弁証法的唯物論、史的唯物論の理論に到達。これを基礎に、イギリス古典経済学およびフランス社会主義の科学的、革命的伝統を継承して科学的社会主義を完成した。また、共産主義者同盟に参加、のち第一インターナショナルを創立した。著書に『資本論』『哲学の貧困』『共産党宣言』など。


「2024年 『資本論 第一巻 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

カール・マルクスの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×