資本論(マルクス) 8 (岩波文庫 白125-8)

  • 岩波書店 (1969年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (330ページ) / ISBN・EAN: 9784003412589

みんなの感想まとめ

地代論を中心に展開されるこの巻では、土地から得られる不労所得について深く掘り下げられています。マルクスは、地代が金融資本に勝る資本の増殖の鍵であると考え、その理論を詳細に証明します。特に、地主が得る絶...

感想・レビュー・書評

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  • この岩波第8巻は、資本論のクライマックス、地代論である。
    詳細な土地評価を通じて、土地という天然物から地主が絶対地代という不労所得を得ることが証明される。

    マルクスは、信用論の後にこの地代論を置くことで、自然と結びついた地代こそが、金融資本に増して資本の増殖にとって決定的だと見ていたのだろうが、
    今の自分からは、利子も地代も共に不労所得であり、そこまでの差は感じない。

    逆に、様々なルール変更を通じて利益を吸い上げる銀行の方が、現代では資本主義のラスボスという感じがするが、そこは時代の違いなのだろう。

    あと残り1巻だが、ここまでの流れを簡単にまとめる


    ■《現状分析》当時の労働者の窮状

    ■《原因分析》資本家による労働者搾取。剰余価値は労働者のタダ働きによりもたらされる

    ■《証明》流通過程の分析。生産費用は個別のものではなく社会全体で決まります

    ■《根本的問題追究①》信用論。産業資本家は実は管理労働をする労働者にすぎない。本当に巻き上げているのは金融資本、つまり金貸し、つまり銀行

    ■《根本的問題追究②》地代論。地代も金融資本と同じく不労所得


    だから、結論から書いてほしかった。

  • 地代に関する考察。
    資本主義的農業経営が、地代を剰余価値との関連から切り離す。

  • 資本論 8/9 地代論。農地の私有化(資本主義的農業)への批判。今までで一番 読みづらい。資本家=借地農業者、耕作者=労働者 という前提で 大土地所有者の地代を価値概念を使って説明し、地代=不払剰余労働として 労働者搾取の構造を批判

    学習の友社 宮川彰「資本論を読む(下巻)」の助けを借りる

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)56
    社会・経済についての知識で、われわれが置かれた制約を知る

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著者プロフィール

カール・マルクス(Karl Marx):1818-83年。ドイツの経済学者・哲学者・革命家。科学的社会主義の創始者。ヘーゲル左派として出発し、エンゲルスとともにドイツ古典哲学を批判的に摂取して弁証法的唯物論、史的唯物論の理論に到達。これを基礎に、イギリス古典経済学およびフランス社会主義の科学的、革命的伝統を継承して科学的社会主義を完成した。また、共産主義者同盟に参加、のち第一インターナショナルを創立した。著書に『資本論』『哲学の貧困』『共産党宣言』など。


「2024年 『資本論 第一巻 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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