国家と革命 (岩波文庫 白134-2)

  • 岩波書店 (1957年11月25日発売)
3.44
  • (2)
  • (0)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784003413425

みんなの感想まとめ

共産主義の理論と実践について深く考察できる本であり、特に国家と暴力装置の関係が重要なテーマとして浮かび上がります。著者は、共産社会が成熟するまで国家の存在が必要であると主張し、資本主義における暴力装置...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 共産主義国家のロジックを勉強したくて読んだ。主なポイントは、暴力装置や国家というものは、共産社会が相当成熟するまで必要ということ。資本主義における暴力装置と共産国家(過渡期)の暴力装置とで何が違うかというと、コントロールをしているのが一部の少数の資本家ではなく、プロレタリアートという点。官僚主義は否定していない。ただし官僚の給与は安く設定される。革命は暴力的にならざるをえない。資本主義からなだらかな共産主義への移行がありうるということを説く者は日和見。
    昭和の左翼がよく使っていた、日和見の意味がよく理解できた気がする。
    情報統制の是非についてはこの本ではあまり触れられていなかったような気がする。プロレタリアートによる支配と、情報統制を許容することには、矛盾があるように思った。

  • (1993.05.07読了)(1973.09.26購入)

  • マルクス主義の国家観がよく解る。レーニンの情熱が伝わって来る。資本主義は打倒されねばならないと思えて来るから不思議だ。歴史的必然によって、即ち、弁証法的に資本主義が共産主義に移行するのなら、ロシア革命など必要なかった。ロシア資本主義は勝手に腐り落ちたであろう。情熱は論理を超えて優秀な人々さえも過ちに導くという教訓が此処にある。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1870年~1924年。本名はウラジミール・イリイッチ・ウリヤノフ(Владимир Ильич Ульянов)。ロシア社会民主労働党の分派・ボリシェビキの指導者として独自の国家論と党組織論を展開した。第一次大戦に際して自国を支持した社会主義者たちを論難し、戦争を内乱に転化することを唱える。1917年にはロシア10月革命を指導して、ソビエト政権を樹立した。著書に『唯物論と経験批判論』『帝国主義論』『何をなすべきか?』など。

「2011年 『国家と革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レーニンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×