経済発展の理論 企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究 (下) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1977年11月16日発売)
3.76
  • (10)
  • (13)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 413
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (275ページ) / ISBN・EAN: 9784003414729

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

経済発展と恐慌のメカニズムを明快に解説するこの作品は、複雑な経済理論を理解する手助けをしてくれます。特に、経済発展論と恐慌論を組み合わせることで、資本主義の現象をシンプルに捉え直す視点が魅力的です。著...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・(上)では、経済発展がどう起こるか、その要因となる「新結合とは」、などシュンペーターの理論骨子が語られて、(下)では、その理論に則っての各論「利息とは」「不況とは」などに焦点を当てる
    ・(上)を読んだからかもしれないが、(下)の方がだいぶ読みやすい印象
    ・シュンペーターにとっての「利息」とは、新結合(イノベーション)が促進され資金需要が増加する局面で上昇するもの、イノベーションが起こらなければ利息は上昇しない
    ・「不況」は新結合が起こる→企業家が集中する→そこから獲得出来る利潤が無くなる→資金需要が低下する→再び新結合が起こるまでの間調整が進む、というイノベーションサイクルの一環、という捉え方
    ・一通り通しで読んで彼の経済に対する捉え方の大枠は理解出来た気がする(誤解があるかもしれないが、成長志向、ポジティブ、新結合/イノベーションに重点)
    ・ちょうど直近の日本国債の長期金利上昇は「イノベーションへの期待」ではなく「将来の成長に対する不安」から来ているものであり、シュンペーター的には説明出来ない(これはケインズ的)
    ・シュンペーターと対で語れそうなケインズを読めばもう少し経済理論への理解が深まりそうなので、その入り口として良かった
    ・ようやく読めて嬉しい、、、

  • 直訳のような文体だが、上巻よりも読みやすい。

    終盤の不況の話は、日本におけるバブル景気とその崩壊のメカニズムについても十分説明できるように思え、とても興味深いものであった。

  • シュムペーター
    経済発展の理論 

    下巻は利子論と恐慌論。1章の難解さが嘘みたいに感じるほど、明快な論理構成。経済発展論の最後に恐慌論を組み込む面白さ。恐慌は経済発展から必然的に生じるとしている。

    経済の循環と発展を分け、新結合と経済発展を結びつけた単純な理論で資本主義の多くの現象を解明している

    企業者利潤
    *費用超過額(収入と支出との差額)
    *創設者利潤、独占利潤

    発展なしに企業者利潤はなく、企業者利潤なしに発展はない〜企業者利潤なしには財産形成もない

    利子論の基本命題
    *利子は発展の産物である
    *利子は企業者利潤から流出する
    *利子は具体的財貨には結びついていない

    ケインズの有効需要とシュムペーターの新結合の統合した経済学理論はないのだろうか

  • 正直理解できませんでした
    読み返したいとは思います

  • 1926年に書かれたこの本は、経済学の古典としてケインズの『一般理論』と並び称されているようだが、本書はケインズのよりずっとわかりやすい。文章が平易だし、変に歪んだり逸脱することもなく、明晰に論理を追っている。
    従ってこの本は経済学を学ぶ上ではかなり良い書物なのではないかと思う。
    とはいえ、「信用」「利子」に関するあたりなどは、それでも数学・経済音痴の私には難解だった。
    ひととおり経済学入門書を読み終えてから、この本を読むといいかもしれない。

  • 上巻にも増して難解。

  • イノベーションを語る上で外せない本。

全7件中 1 - 7件を表示

J・A.シュムペーターの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×