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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784003414767
感想・レビュー・書評
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理論経済学の本質と主要内容 下
著:シュムペーター
他訳:大野 忠男
他訳:木村 健康
出版社:岩波書店
岩波文庫 白147-6
本書の衝撃は、シュムペーター本人が、経済学とは、社会科学ではなく、自然科学の1つであると言い切っているところです。
彼の純粋経済学とはいかなる有用な成果をもたらすのかという問いから、下巻はスタートする
その答えとは、価格とはなんであるか、を説明すること、価格のある種の運動方程式を与えることとある
そして、価格理論の応用である、所得の理論を次の応用問題と置く
観測系として、経済的事実において、まさに最も興味があるものは、その社会的側面、勢力関係、発展その他であると説く。
一方、理論と実践、科学的記述と政治的議論とを区別しなければならないとも語る
経済学としての学問のカテゴリについて、おうおうにして、不完全な理論の定型化の核心について、明確な洞察を行えといっている
価格理路の章にて、何ら論理的誤謬を含まないが故に、理論的に正当である成果であっても、有用と認められないのであれば対象としない
その成果はあまりにも現実から乖離しているのであり、純粋経済学の範疇とはあくまでも有用性のみだけであるから。
核心は、理論の検証であり、その答えは変化法にある
変化法とは、差分と、偏微分、そしてテーラー級数で、表現された数学モデルであると推定する
差分と偏微分とを含んだ数学モデルを変化法と称していると勝手に理解しました。
短い期間での変化を置いているのは、微分可能である区間が極小でなければならないからではないかと考える
2パラメータ間での関係は偏微分で表現し、全体の傾向は、全微分であらわす
成果としての帰着は、テーラー級数として、微細部の剰余項は控除されたものとして取り扱われる
すくなくとも、シュムペーターは、道具として、多変数の微積分を含む解析学を明確に認知していた。
もっとも、観測によって得らえる数値は、離散的であり、その近似から得られる変化が、常に微分可能であるかという基礎的な前提には触れられていない。
上記に関する議論は、静学と表現されていて、後段については、動学の記述がある
次の数学的モデルのことを示唆しているのでしょうか。
静学においては顧慮することが得なかった諸契機についえ語りうる可能性が現れるとおく
経済における大変動と比較的長い期間とが、おそらく把握されるだろうとあり、頭に統計学が浮かぶ。
動学に属する1つの主題は、所得配分の傾向の問題であるとある
そして、静学の体系の外部では、他の方法でもって、他の事実に基づいて、より多くの成果が達成されるであろうとあります。
他紙をみるかぎり、相関とか、推定とか、マルコフ過程などが使われているので、統計学を起点である分析手法であることは、方向性としては正しいのではないでしょうか。
目次
<上巻>
序文
第1部 基礎理論
第1章 序論
第2章 われわれの理論の出発点
第3章 交換関係
第4章 交換関係はいかにして最もよく把握されるかという問題の考究、および他の若干の論点
第5章 われわれの手順に対する追加的注解
第6章 方法論的個人主義
第7章 価値概念について
第2部 静学的均衡の問題
第1編
第1章 以下の叙述への入門
第2章 通常の叙述の批判、およびわれわれの叙述に対するその関係
第3章 静学と動学
第2編
第1章 価格理論の先決問題
第2章 帰属問題およびそれに付随する諸問題
第3章 価格理論の綱要
第4章 貨幣理論の基礎
第5章 貯蓄の理論
<下巻>
第3部 分配理論
第1章 所得―総論
第2章 賃金理論
第3章 地代の理論
第4章 第三の静学的所得部門について
第5章 企業者利潤の理論について
第4部 変化法
第1章 総論
第2章 例説
第5部 理論経済学の本質、認識価値および発展可能性の判定に関して、上述の所説から導かれる帰結の要約
第1章 精密経済学の性質または本質
第2章 純粋経済学の価値
第3章 経済学の限界と欠陥とに関する再論
第4章 改革および改革の努力について
第5章 理論経済学の発展可能性
訳者あとがき
ISBN:9784003414767
判型:文庫
ページ数:512ページ
定価:940円(本体)
1984年02月16日第1刷発行
2000年07月07日第3刷発行詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原書名:Das Wesen und Hauptinhalt der theoretischen National?konomie
第3部 分配理論(所得―総論;賃金理論;地代の理論;第三の静学的所得部門について;企業者利潤の理論について)
第4部 変化法(総論;例説)
第5部 理論経済学の本質、認識価値および発展可能性の判定に関して、上述の所説から導かれる帰結の要約(精密経済学の性質または本質;純粋経済学の価値;経済学の限界と欠陥とに関する再論;改革および改革の努力について;理論経済学の発展可能性)
著者:ヨーゼフ・シュンペーター(Schumpeter, Joseph Alois, 1883-1950、チェコ、経済学)
訳者:大野忠男(1915-、経済学)、木村健康(1909-1973、福岡市、経済学)、安井琢磨(1909-1995、大阪市、経済学)
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