ギリシア・ローマ古典文学案内 (岩波文庫 別冊 4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003500040

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  • エンペドクレス、プラトン、ルクレティウス、ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝」あたりの紹介が興味を惹かれた。また、93行の短い詩「ウェヌスの青空」Pervigilium Veneris 「鶯は歌えど、われは黙す、何時の日かわが春は来たらん」と読人知れぬこの詩の作者は、去り行く異教の美と愛の女神に満腔の郷愁をこめて讃歌を捧げている。」p.127というのも全文読んでみたくなった。

  • 可もなく不可もなく淡々とギリシア・ローマ古典文学案内でした。

    1963年1刷/2001年47刷
    (もくじ) 
    【ギリシアの文学】
    1.ギリシアの民族と言語/2.叙事詩/3.抒情詩 エレゲイア、イアムボス--独吟と合唱の歌/4.劇/5.散文
    【ローマの文学】
    1.ローマ文学の興隆と特徴/2.散文/3.詩
    【ギリシア・ローマの哲学】
    1.詩人哲学者エンペドクレース/2.ソークラテースとプラトーン/3.アリストテレース/4.哲人皇帝マールクス・アウレーリウス
    【参考地図】

    (本のカバー・表紙内側より)
    ギリシア・ローマの古典が西欧文明の母体として重要な歴史的意義を持つことは言うまでもなかろう。今なおわれわれを魅惑してやまない名著の数々が見出される古典古代の世界を語りながら、ギリシア・ローマの人々が文学と哲学をどのように捉えていたかを伝える。

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著者プロフィール

1908-1973年。神戸市生まれ。東京帝国大学文学部卒業。オックスフォード大学に留学し,古代ギリシア語・印欧語比較文法を専攻。東京大学教授,武蔵大学教授,日本言語学会委員長,日本西洋古典学会委員長などを歴任。著書に『比較言語学』『ギリシア民族と文化の成立』『アルカディア方言の研究』等,学術文庫に『古典ギリシア』がある。

「2023年 『ギリシア・ローマの文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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