読書のとびら (岩波文庫)

制作 : 岩波文庫編集部 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 79
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003500255

作品紹介・あらすじ

読書の効能は、「事後的にしかわからない」(鹿島茂)。面白かったりつまらなかったり、役に立ったり立たなかったり、人生に決定的だったり…。だから、読書のとびらは人それぞれ。開け閉め自由でいつも誘惑的です。読書とのかかわりを綴る三二人によるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 林望さんの書いた物をなんでもいいから読んでみたくて手に取ってみた。
    どうやら岩波文庫のフリーペーパー的な、本屋に行くとたまに置いてある小冊子のために書かれたエッセイ集らしい。

    林望さんは、旅行の時に持って行く本は文庫本に限る、文庫本と言っても、難しい古典とかではなく、夏目漱石の夢十夜だとか、正岡子規に否定されまくった古今集のような、読むのにあまり集中する必要のない短いものがいいと言っている。夢十夜と親しくなったエピソードは面白かった。長かろうと短かろうと、古典は何度も読むことで意味を見いだすことができるんだ。

    別の人のエッセイだけど、夏目漱石のこころの後に大江健三郎の水死を読んですごく良かったと言っていた人がいた。いいな。試してみたい。

  • 読書は人生の予防注射になる。挫折を知らない人は脆い。どんな悲しみも必ず乗り越えられる日が来る、と知っているのと知らないのとでは、大きな違いがある。必要なのは「強さ」ではない。時として打ち負かされ、絶望しても、またそこから立ち直る「しなやかさ」である。
    「世間が」ではなく、「あなたは」どう考えているのか、「私は」どう生きるのか
    思ったときに行動に移さない限り、だいたいのことは、後々に叶いはしない。
    目を見張るようなバカ話
    目に映った姿や、世俗の価値観で判断するのは無謀であること

  • 小説家や文学者による読書にまつわるエッセイ集。エッセイの中に出てくる小説に「これ読んでみたい!」と思ったり、読書論に「こんな読み方もあるのかあ」と思ったり、なかなか楽しめた。やっぱり、読書っていいなあと思った次第です。

  • 展示中 2014.9~

  • 鹿島茂など。第四弾。

  • 著名人の読書体験にまつわるエッセイ集。
    多くの人が価値ある古典を限りある人生では読み尽くせないことを嘆いている。
    しかし多読に時を費やし、晩年になって書物の内容が思い浮かばず、多読を悔い熟読すべだったと後悔する人もいる。
    それらについてバスクの格言が紹介されていた。
    「学ばなければ忘れない」
    読み学んだからそれらを忘れるのであって、学ばなければ忘れることすらできない。
    私も昔読んだ本の記憶が薄れている。悲しくも思うが、素晴らしい本を読み触れたという記憶だけでも良い思い出かもしれない。

  • 読みたい本が見つかる。

  • 荒俣宏、日高敏隆を読んだ。

    荒俣宏は、日魯漁業(現マルハニチロ)を辞めたあと文筆家をめざし、博物学を勉強し始めた。子どもの頃から生物好きで、分類学の歴史にも関心があった。東大周辺にあった古本屋で洋書を見て、失われた博物学を志すことを決めた。

    アリストテーレス「動物誌」
    プリニウス「博物誌」
    ジョン・ラバック「自然美と其驚異」
    ファーブル「昆虫記」
    ラマルク「動物哲学」
    クック「太平洋探検」
    デューラー「ネーデルラント旅日記」

  • 久しぶりに『読書のすすめ』シリーズを本にしたものが出版されたので、読み直しを含めて楽しみながらじっくりと読んだ。やはりその道で名をなした学者の文章は味わい深い。

  • 青春時代に読書をする習慣を身に着けたことが自分の人生にとって計り知れない効能をもたらしたことははっきりと認める。
    本というのは多かれ少なかれ事後性を自覚した人によって書かれている。
    乱読の喜びは偶然との出会いの喜びでもある。

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