源氏物語 2 紅葉賀―明石 (岩波文庫 黄)

  • 岩波書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003510162

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  • 二巻目に入り、読むのも少しは慣れてきました源氏物語!やはり月に1冊のペースです。一も面白かったけど、二もなかなかでした。

    紅葉賀
    ここでの青海波が、のちに平家物語の中で維盛が舞う青海波が光源氏みたい!とたとえられる元ネタ、と思うと感慨深さもひとしお…。

    花宴
    での源氏の衣装の艶やかさ、併読している『源氏物語五十四帖の色』を開いてはうっとり…。


    今のところ女君でいうと圧倒的推しの、六条御息所。彼女がふと自分から立ち香る芥子の匂いに気が付いた場面は、ぞわっとしましたし、源氏物語きっての好きなシーンとなりました。ホラー!!
    (そして葵が死んで喪に服している間に紫の上に手を出すなよ…)

    賢木
    野宮神社に行きたすぎる…

    須磨
    なかなか須磨に下らないので笑いましたが、
    身はかくてさすらへぬとも君があたり去らぬ鏡の影は離れじ(源氏)
    別れても影だにとまるものならば鏡を見ても慰めてまし(紫の上)
    の和歌のやりとり最高に好きだった。。

    それから別れの日の
    生ける世の別れを知らで契りつつ命を人に限りけるかな、も好きだった

    須磨が終わるところで、自分が美しすぎてついに竜王がきたか…ってナルシスト源氏発動してたのも笑いました

    明石
    明石に手を出しながら、紫の上がやっぱ大事~~って明石からしたらもう身の置き場がなさすぎて、ひどすぎませんか…

  • 《目次》
    ・「紅葉賀」
    ・「花宴」
    ・「葵」
    ・「賢木」
    ・「花散里」
    ・「須磨」
    ・「明石」

    ・付図
    ・解説 『源氏物語』本文の構築(藤井貞和)

  • 2022/3/17

  • カテゴリ:図書館企画展示
    2020年度第3回図書館企画展示
    「大学生に読んでほしい本」 第2弾!

     本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。
     川津誠教授(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しています。
     展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。

  • 「新日本古典文学大系 19~23・別巻[2]」(1993~99年刊)の改題、改編、九分冊

    紅葉賀
    花宴

    賢木
    花散里
    須磨
    明石

    著者:紫式部(10c末、作家)
    校注:柳井滋(1930-2008、東京都、日本文学)、室伏信助(1932-、日本文学)、大朝雄二(1932-1994、北海道、日本文学)、鈴木日出男(1938-2013、青森市、日本文学)、藤井貞和(1942-、東京、日本文学)、今西祐一郎(1946-、北九州市、日本文学)

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