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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784003600177
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俳句の魅力とその背景を深く感じさせる作品であり、特に芥川龍之介の俳句は、彼の文学的な幅広さを示しています。彼は小説家として広く知られていますが、俳人としても本格的に活動し、虚子に師事しながら独自のスタ...
感想・レビュー・書評
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岩波の方針とはいえ、竜之介て、違和感
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冴え渡るレトリック、だそうな
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2015/09
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俳人としての芥川龍之介の一面に触れられる一冊。
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芥川龍之介は、119年前の1892年(明治25年)3月1日、現在の東京都中央区明石町で、牛乳屋さんの4人目の子供で長男として生まれた小説家。
小説家としては、広く知られている古典から題材をとった『地獄変』『芋粥』『藪の中』などや、子供向けの『杜子春』『蜘蛛の糸』など、風刺と機知に富んだ短編小説の名手でしたが、俳人としても、号を我鬼と称して、本人は余技などと言って謙遜してはいますが、高浜虚子に弟子入りして本格的に打ち込んだり、松尾芭蕉にのめり込んで『芭蕉雑記』などという研究論文を書いたり、『枯野妙』という松尾芭蕉が亡くなる寸前の、大阪商人の花屋仁左衛門の裏座敷で、臨終に集まった枕元の弟子たちの胸に浮かんだ色々な思いを描いた小説を書いたりと、かなりの熱の入れようでした。
夏目漱石も、親友の正岡子規の影響・指南のもとに優れた俳句を残していますが、この芥川龍之介とともに永井荷風なども、俳句にはそうとう熱中して、そして才能を開花させた小説家として忘れるわけにはいきません。
そういえば、図書館の芥川龍之介全集を小学生の間に読破した私は、『田端日記』や『京都日記』の影響で日記を書き始め、俳句を読むことと作ることを開始し、古典の大事さを思い知って読み始め、挙句の果ては中2のときに自殺未遂・・などと、彼の影響を全身で受けたのでした。
まだありました。彼の東大英文学科の卒論が『ウイリアム・モリス研究』だということ。現物は関東大震災で焼失したので、もちろん読めませんでしたが、高校生になって読んだ『ユートピアだより』がウイリアム・モリスとの最初の出会いだったと思っていたのが、この卒論の存在でそれより5年も6年も前に邂逅していたのだということです。
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