坑夫 (岩波文庫)

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  • 岩波書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003600191

作品紹介・あらすじ

「本当の人間は妙に纏めにくいものだ。」十九歳の家出青年が巡る、「地獄」の鉱山と自らの心の深み-「虞美人草」と「三四郎」の間に著された、漱石文学の真の問題作。最新の校訂に基づく本文に、新聞連載時の挿絵を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID:C0035615
    配架場所:2F文庫書架

  • 夏目漱石の未読の小説を読んでみようと思ってKindleの青空文庫で読んでみた。まだ親と同居して働いたこともない都会のエリート青年が女性問題で家を飛び出して死ぬつもりで一人で駆け落ちし、坑夫を斡旋するポン引きに引っかかって銅山に連れていかれて山に入る、というだけの物語なんだけど、当時の明治末期のエリート青年の悩みを独白調でくどくど書かせたら夏目漱石はピカイチなんだな、と感じた。そして、書かれていることは時代によらず普遍性を持つ部分が多分にありそう。その辺がいつまでも読み継がれる所以のように感じた。

  • 岩波文庫 080/I
    資料ID 2013200641

  • 今まで読んだことのない夏目漱石の小説で、岩波文庫で復刊されたのを機に購入して読んでみた。紛れもない漱石の文章だが、物語はだいぶ退屈なものだと思う。ただ、行き先の見えない坑道のような暗黒を歩いている現代において、主人公に共感を呼び自身の励ましとなるところもあるような気がした。

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著者プロフィール

明治、大正時代の小説家、英文学者。1867年、江戸(東京都)に生まれる。愛媛県松山で教師をしたのち、イギリスに留学。帰国後、執筆活動を始める。『吾輩は猫である』『三四郎』『こころ』など作品多数。

「2017年 『坊っちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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