漱石紀行文集 (岩波文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 岩波書店 (2016年7月19日発売)
3.56
  • (1)
  • (9)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 108
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784003600238

みんなの感想まとめ

独特の視点で描かれる紀行文が魅力の作品で、漱石の自虐的なユーモアや洒落が随所に散りばめられています。作品の中には、親父ギャグや言葉遊びも見受けられ、笑いを誘う一方で、内容は高尚で深い思索をもたらします...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 漱石さんは面白い!自分を飾らないというか自虐的なところがまた笑いを誘う。言葉遊びというか親父ギャグも使っているが、内容が高尚なので、注釈が必要なものが多い。



  • 「満韓ところどころ」「倫敦消息」など、紀行文集 


    岩波文庫 夏目漱石 


    秀逸な写生文。面白エピソードはないが、描写が 素晴らしい


    講演が出来ない訳を講演したり、最後に「まだ書く事があるがもう大晦日だから一先やめる」と加えたり、洒落もきいている。このへんは 内田百閒に継がれている



    「倫敦消息」
    ロシアと日本は争わんとして争わざらんとしつつある。支那は天子蒙塵の辱めを受けつつある。英国はトランスバールのダイアモンドを掘り出して軍費の穴をうめんとしつつある。

    「病院の春」
    余は白い病床の上に寝ては、自分と病院と来たるべき春とをかくの如く一所に結びつける運命の酔興さ加減をねんごろに商量した

  • 漱石先生の風景描写がとてもイメージしづらいのはなんなんだろう。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/701246

  • 漱石先生のユーモアが詰め込まれた大陸紀行文。当時の日本、満州、イギリスがどんな状況だったのだろうかと思いを馳せる。
    交友関係の豪華さにびっくりする。満鉄総統の中村是公、警視総長の佐藤友熊、東北大学教授の橋本左五郎。だけども学生時代からの気の置けない仲であるのがよくわかる。
    ロンドンが舞台なのに、落語なような言葉使いが面白い「自転車日記」。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001088975

  • なるほど、漱石は可愛い人である
    これが感想です


    「火曜がダメなら水曜にすればいい」と鉄道の乗り継ぎに
    適当なことを言う漱石に橋本さんがお怒り
    その一文がこれ

    君のように呑気な事を云ったって駄目だよと橋本から叱られた。なるほど駄目である。しかも余の駄目は汽車にとどまらない。

    「なるほど駄目である」
    なんて素直で可愛い人なんだ
    あの上を歩いて見たいと番頭に頼む 漱石
    チョコレートの菓子が食いたくなった 漱石
    可愛い漱石が詰まっている本

  • もっと堅苦しい文章を思い読み始めたが、なかなか面白かった。学生時代の友人を訪ねた満州や、留学のロンドンなどの紀行文。
    何度も読み返したい。

  • 2016/9/22

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

藤井 淑禎(ふじい・ひでただ):1950年生まれ。立教大学名誉教授。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は近現代日本文学・文化。著書『「東京文学散歩」を歩く』(ちくま新書)、『乱歩とモダン東京』(筑摩選書)、『純愛の精神誌』(新潮選書)、『清張 闘う作家』(ミネルヴァ書房)、『漱石文学全注釈――こころ』(若草書房)、『名作がくれた勇気』(平凡社)など。

「2025年 『松本清張と水上勉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤井淑禎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×