荒涼館 1 (岩波文庫 赤N240-1)

  • 岩波書店 (2017年6月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784003724019

みんなの感想まとめ

多様な人物が織り成す人間ドラマが魅力の作品で、19世紀ロンドンを舞台に、階級や人格の違いが鮮やかに描かれています。主人公エスターの一人称と三人称の視点が交錯する独特の構成が、小説技術としての興味を引き...

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹の短篇集『東京奇譚集』の中の『偶然の旅人』の中に、この作品が印象的に登場する。ディケンズは『二都物語』しか読んだことがなく、何となく心に引っ掛かっていたので手に取った。

    ザ・長編を読み続けられるか否かの基準で言うと、『カラマーゾフの兄弟』と『失われた時を求めて』の間。(大概の作品はこの間に入ると思うけど)

    舞台は19世紀半ばのロンドン周辺。いろんな階級、いろんな人格の人物が登場するが、1番いけすかないのは、リチャード・カーストン。中二病が拗れたヤツのイギリス版。こういう人物を見ると、革命は正しかったのかなと思ってしまう。

    19世紀の古典を読むと、人類は、テクノロジーを別にすれば、精神性はほぼ一歩たりとも進歩してないんだなあ、と思うことが多い。『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』とはビスマルクは言ってないようだけど、大筋正しい意見だと思うので、こういうダイナミクスはじっくり堪能したい。

    主人公エスターが一人称で語る章と、三人称の章が、不規則に並んでいて、小説技術としても面白い。

    • ひまわりめろんさん
      鴨田さん
      こんばんは

      石田純一も「不倫は文化」とは言ってないみたいですね
      ぜんぜん関係ないですね
      失礼しました〜
      鴨田さん
      こんばんは

      石田純一も「不倫は文化」とは言ってないみたいですね
      ぜんぜん関係ないですね
      失礼しました〜
      2025/09/12
    • 鴨田さん
      ひまわりめろんさん コメントありがとうございます 石田純一いってないんですね ググってしまいました
      ひまわりめろんさん コメントありがとうございます 石田純一いってないんですね ググってしまいました
      2025/09/12
  • おっ、おっ、面白ーーー!!!
    どんどん人が増え、その人にまつわる話がなされ、本筋は進んでいるんだかいないんだかわからないのだけど、どの話も面白くて面白くて、ずっと話を聞いていたくなっちゃう。
    続きが楽しみ。

  • これがあと3冊続くって、結構えぐい。
    完走するのは何年後か。。。

  • 4冊長編の第一巻。

    慈善活動に熱心なあまり、家庭も育児も全く顧みない母親と、そんな母や慈善活動団体を恨む娘。

    相続すれば大金持ちになれるから、と定職につかず彼女との結婚ばかりを夢見る浅はかな青年。

    何度も借金を他人に肩代わりさせても全く反省しない陽気なおじさん。

    こういう人たちは昔から存在したし、時代が移り変わっても、普遍的だからこそ、ディケンズは面白いんだなと改めて納得。

    地図や挿絵がついてるのも面白く、段々街の風景や人物が浮かんでくる。

  • 仕事に行きたくないときに読む本。ディケンズを読むと「まっとうにまじめに生きよう…」という気がなぜか起きます。

  • ちくま文庫で読んだときも同じだったけど前半の裁判の話とかはどうしても挫折しそうになる。エスターたちが登場してきてようやく落ち着いて皆が荒涼館に着いてからかなり面白くなって一気に読んでいける。エスターの語りのところはちょっと退屈するところもあるけど、暗躍するタルキングホーンのところとかはミステイ的な要素もあって面白いな~。

  • ふむ

  • やっと読んだ
     3巻まで岩波文庫で読んだ。読みづらさを感じて4巻はちくま文庫で。

     岩波文庫はわりあひ正確な訳で、挿絵も登場人物表も地図もあって至れり尽くせり。しかし、訳文が堅苦しくてこなれてゐない印象。
     ちくま文庫の方は訳は古いが、文体が生き生きして、岩波文庫より読みやすい。
     個人的にはちくま文庫の方がいいです。岩波で解らない箇所はちくま、ちくまで解らない箇所は岩波といふ風に交互に読むとより理解できた。

     それにしても克明な描写とそれに紛れた数々の伏線には感嘆した。
     小谷野敦と大江健三郎と筒井康隆がディケンズの最高傑作だとほめてゐた。恐しく長大な社会派エンターテイメントで、一瞬純文学とも思ったが、純文の書き方ではないのでやっぱりエンタメか。

     ミステリ要素は思ひのほか少ない。ドラマティックなストーリーになって、後半から俄然おもしろくなる(特に4巻)。

  • 惹きつけられる物語。まだどこへ向かうのか謎です。

  • こういう長い小説は読む時に、勢いが大事だと思う。読み終えるのにダラダラ何日もかけてたら、忘れていく笑。伏線も見逃す

  • 何とも饒舌。話の進みが…

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著者プロフィール

1941年 大阪に生まれる。1964年 関西学院大学経済学部卒業。1970年 関西大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。現在 追手門学院大学文学部教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「1986年 『西谷啓治 その思索への道標』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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