荒涼館(一) (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003724019

作品紹介・あらすじ

「おまえはおかあさんの恥でした」-親の名も顔も知らずに育ったエスターと、あまたの人を破滅させる「ジャーンダイス訴訟」。二つをつなぐ輪とは何か?ミステリと社会小説を融合し、貴族から孤児まで、一九世紀英国の全体を描きだすディケンズの代表作。

感想・レビュー・書評

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  • おっ、おっ、面白ーーー!!!
    どんどん人が増え、その人にまつわる話がなされ、本筋は進んでいるんだかいないんだかわからないのだけど、どの話も面白くて面白くて、ずっと話を聞いていたくなっちゃう。
    続きが楽しみ。

  • 仕事に行きたくないときに読む本。ディケンズを読むと「まっとうにまじめに生きよう…」という気がなぜか起きます。

  • やっと読んだ
     3巻まで岩波文庫で読んだが、読みづらさを感じて4巻はちくま文庫で読んだ。岩波文庫はわりあひ正確な訳で、挿絵も登場人物表も地図もあって至れり尽くせりだが、訳文が堅苦しくてこなれてゐない印象。ちくま文庫の方は訳は古いが、訳文が生き生きしてゐて、岩波文庫より読みやすかった。個人的にはちくま文庫の方がいいです。岩波で解らない箇所はちくま、ちくまで解らない箇所は岩波といふ風に交互に読むとより理解できた。
     それにしても克明な描写とそれに紛れた数々の伏線には感嘆した。小谷野敦と大江健三郎と筒井康隆がディケンズの最高傑作だとほめてゐたので読んだが、恐しく長大な社会派エンターテイメントで、一瞬純文学とも思ったが、純文の書き方ではないのでやっぱりエンタメである。ミステリ要素は思ひのほか少いが、まあかまはない。ドラマティックなストーリーになって、後半から俄然おもしろくなる(特に4巻)。

  • 惹きつけられる物語。まだどこへ向かうのか謎です。

  • こういう長い小説は読む時に、勢いが大事だと思う。読み終えるのにダラダラ何日もかけてたら、忘れていく笑。伏線も見逃す

  • 何とも饒舌。話の進みが…

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著者プロフィール

1800年代を代表するイギリスの小説家。おもに下層階級を主人公とし、弱者の視点で社会を諷刺した作品を発表した。新聞記者を務めながら小説を発表し、英国の国民作家とも評されている。『オリバー・ツイスト』『クリスマス・キャロル』『デイヴィッド・コパフィールド』『二都物語』『大いなる遺産』などは、現在でも度々映画化されており、児童書の発行部数でも、複数の作品が世界的なランキングで上位にランクされている。

「2020年 『クリスマス・キャロル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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