恋愛論(上) (岩波文庫)

制作 : 杉本 圭子 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 33
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003750872

作品紹介・あらすじ

「この本は恋愛と呼ばれる情熱を構成するすべての感情の詳細で綿密な記述なのである。」理論書か、批評か、告白か、創作か-「結晶作用」の喩えでも知られ、古今東西の引用、作家自身の恋愛体験が織りなす無類の書物。上巻には第五十三章までを収録。新訳。

感想・レビュー・書評

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  • 注も多く、難解で、なかなか骨の折れる読書だったが、林修先生の薦める作品ということで読んでみた。上巻を読んでみた感想としては、訳者解説を読んで腑に落ちた点が沢山あったということである。スタンダールは恋愛において敗北を味わっており、それがこの「恋愛論」に大きな影を投げかけている、ということである。また「自然」さが、恋愛における最大の幸福というようなくだりには、自分の過去の恋愛を思い出し、確かにその通りであったと思うこともあった(恋愛の最中、汲めども尽きぬ会話にあふれたことがあった)。読んでいく中でよく分からない箇所も沢山あったのだが、スタンダールは恋愛に敗北しており、独身として通し、そういう少し折れ曲がった人生が恋愛について難解な文章を書くことにつながってしまったのか、とも思った。「赤と黒」は漫画で読破で読んで、面白かったが、内容は忘れてしまっている。女性の地位向上にも務めようとしていた点などは(それでも男の優位を抜け切れてないという点もあるという)そうなのか、と思った。下巻も読むのに骨が折れそうだが、せっかくなので、読み通し手みたいとも思っている。訳者によれば、全部読み通す人は少ないそうなので、上巻を全部一応読んだだけでも自分を褒めてあげたいw

  • 「所有することはなんでもなく、楽しむことがすべてだ」

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プロフィール

スタンダール(本名アンリ―・ヘール)は、フランス革命からはじまるフランスの歴史的な激動時代を生き抜いた、フランスの代表的な作家。著書に「赤と黒」「パルムの僧院」「恋愛論」など。

「2016年 『ディズニープリンセス 「恋愛論」 Disney Princess Theory of Love』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スタンダールの作品

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