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- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003751046
感想・レビュー・書評
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だんだん、サルトルらしさが見えてきたのと、各登場人物が収束していくことから、前回の巻よりも面白くなってきた。なにより、P.316からの、マチウが自身の自由について、ついに考えた結果を出すシーンが秀逸。
P.318 「おれは自由の刑に処せられている」
感覚的な話をすれば、他の人の自由の考え方というのは、臨む(であり望む)べきものであり、ポジティブなものであった。一方で、サルトルの言う自由は、ネガティブで、逆に何でもやっていいからこそ怖いんじゃないか、というように思わされる。
早く続きが読みたい。岩波文庫、というか訳者に頑張ってほしい!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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