自由への道(四) (岩波文庫) (岩波文庫 赤 N 508-4)

  • 岩波書店
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003751046

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  だんだん、サルトルらしさが見えてきたのと、各登場人物が収束していくことから、前回の巻よりも面白くなってきた。なにより、P.316からの、マチウが自身の自由について、ついに考えた結果を出すシーンが秀逸。

    P.318 「おれは自由の刑に処せられている」

     感覚的な話をすれば、他の人の自由の考え方というのは、臨む(であり望む)べきものであり、ポジティブなものであった。一方で、サルトルの言う自由は、ネガティブで、逆に何でもやっていいからこそ怖いんじゃないか、というように思わされる。
    早く続きが読みたい。岩波文庫、というか訳者に頑張ってほしい!

全2件中 1 - 2件を表示

サルトルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×