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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003751107
作品紹介・あらすじ
姉妹の女中が、夜ごと奥様と女中に扮して奥様殺害の演戯にふけり、ついには自らを生け贄に捧げる危険な「ごっこ芝居」『女中たち』。権力と幻惑の表象ゲームが、「幻想館」の客と娼婦の性的演戯に変換され、革命を挫折させる『バルコン』。泥棒=詩人による「祭儀的演劇」の発する黒々しい黄金のアウラ。
感想・レビュー・書評
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ジュネの5作の戯曲のうち2作品をおさめる。現実と虚構の関係を理知的にとらえた、舞台にふさわしい作品。両作とも幕切れが特にすばらしい。
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2作とも劇中劇があるため構造が入れ子的になっているのが印象的。「女中たち」のほうは、女中たちによる「女中と奥様ごっこ」ですが、「バルコン」のほうは「幻想館」という娼館が舞台になっており、これが現代でいうところのイメクラ的な場所なので、それぞれのシチュエーションと衣裳でお楽しみになるわけです。現実の役どころと芝居の上での役どころ、それらが交差してどちらが虚とも実ともつかなくなり、やがて虚構のほうが現実を凌駕し侵食するのが、どちらの作品も面白かった。
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面白い。
人の腹黒さが滲み出ていて
リアル。 -
構成がすごい。
でも難しい。
腹黒さが
よく出てる!!
でもそれが
人間らしさなんだと思うけど。
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