星の王子さま (岩波文庫)

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感想 : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003751312

作品紹介・あらすじ

サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、"ほんとうのこと"しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作。一九五三年以来、半世紀を超えて、日本じゅうの読者を魅了してきた、内藤濯氏による歴史的名訳。『星の王子さま』のスタンダード。

感想・レビュー・書評

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  • H29.9.24 読了。

    ・新潮文庫に引き続き同名小説2冊目。言わずと知れた名作。
    ・「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。」
    ・「心で見なければ、物事はよく見えない、肝腎なことは目に見えない。という人間生活のほんとうの美しさが書かれているわけです。」
    ・自分には、まだ子供心は残っているのかな?

  • 社会学者・上野千鶴子さん「私をつくった4冊の本」: 日本経済新聞[有料会員限定]
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD270DW0X20C21A8000000/

  • いつか読もうとしていた作品を遂に手に取る。子供向けでは、無かったのですね。
    何処となく村上春樹さんの作風を思いました。

  • 「生きるうえで本当に大事なことって何ですか?」

    人生においてのまことに大事な質問の一つに、深い思索を与えてくれる本。

    大事なことを見失っている人を大人という。

    大人って変だね。

    大人の世界では当たり前に行われていることに、疑問を投げかける。

    「それは本当に大事なことなんですか?」と。


    いつまでも少年の心を持ち続ける人間でありたい。
    それは人生において大事なことを大事にする自分であり続けるということだ。

  • 「星の王子様」 サン=テグジュペリ
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    サン=テグジュペリ(1900‐44)生誕100年記念。世界中で愛読されている不朽の名作を、アメリカで出された初版本にもとづいて改訂した新しいエディション。巻末には、ニューヨークのモーガン・ライブラリーに所蔵されているサン=テグジュペリの草稿やデッサンの中から選んだ素描(淡彩)6葉を付しました。『星の王子さま』の創作過程をたどることのできる貴重な資料です。小学5・6年以上。
    「BOOK 」データベースより
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    タイトルも作者も超有名だけど、なにげに読んだことない本ってのが結構あります。
    「長靴をはいた猫」とか、
    「100万回生きた猫」とか、
    「モモ」とか、
    今回読んだ「星の王子様」とか。
    そろそろそこらへんも制覇していきたいな、と思いまして、ちょうどKindleのセールで売ってたので買ってみました。

    最初、パイロットと王子様のやりとりがイノセントすぎて意味がわからず、
    「ああ、私の中のイノセントはもう完全に失われてしまったのね(T_T)」
    と悲しい気持ちになりました。
    が、キツネが出てきたあたりからなんとなく説教くささがでて来て、意味がわかるように。

    子供がよんだら面白いのかな?
    子供なら前半から面白がれるのかな?

    Amazonのレビューをいくつか見たんですが、この本はいろんな人によって訳されていて、訳によってだいぶ雰囲気がかわるみたいです。
    私は岩波少年文庫で内藤濯という人が訳したものを読んだんですが、Amazonのレビューでは新潮文庫で河野万里子という人が訳したやつの方が読みやすいみたい。
    たしかにあんまり読みやすいとは言えなかったので、違う訳なら読みやすいのか比べてみるのも面白いかもしれない。
    大人になってしまった自分にとっては耳が痛い。
    もう年齢的には大人だけど、大人ぶらずに生きていきたいなぁ。。。


    ワタクシ的名セリフ
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    だけど、もし、あんたが、おれと仲よくしてくれたら、おれは、お日さまにあたったような気もちになって、暮らしてゆけるんだ。足音だって、きょうまできいてきたのとは、ちがったのがきけるんだ。ほかの足音がすると、おれは、穴の中にすっこんでしまう。でも、あんたの足音がすると、おれは、音楽でもきいてる気もちになって、穴の外へはいだすだろうな。
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    人間やキツネはたくさんいるけど、特別になれば、その相手は自分にとって唯一の大切な存在になって、相手との些細なことが特別になり喜びになる。
    なんだかいいなぁ。
    たくさんの人と出会ってきてますが、お互いそういう存在でありたいよねぇ。



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    「さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」 
    「かんじんなことは、目には見えない」と、王子さまは、忘れないようにくりかえしました。 
    「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」
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    肝心なことは、目に見えない。
    よく聞くけど、そのとおりだな。。。



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    子どもたちだけが、なにがほしいか、わかってるんだね。
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    大人は意外と自分のことがわからない。
    なにがほしいのか、なにをすれば楽しいのか、なににイライラしているのか。
    小手先で自分の気持ちや行動をごまかし続けると、欲しいものもやりたいこともわからなくなってしまうこと、たくさんあると思う。
    かっこつけたり、クールぶったり、ひねったものの見方をしたり。
    大人として仕事して暮らしている以上、ちゃんとしとかないといけない部分はどうしてもあると思う。
    でも自分のなかを大人で全部にせず、半分くらいは型や経験値を無視して、思うままに自由に動ける部分は残しておきたいなぁ。。
    決まりとかルールとか無視して動ける場所がないと幸せになれないもん。

  • 星の王子様はバラとの喧嘩をきっかけに6つの星と地球を渡る。6つの星は現代の大人がなりがちなことを表しており、少し風刺が利いている。6つの星を渡った後、地球へと到着する。地球ではキツネとヘビとの出会いをきっかけに本当に大切なことを知る物語。

    僕は大切なことは目に見えないことを忘れてしまっていた。最近僕の作品を講評される機会があり、あまり満足のいく評価ではなかった。何時間経ってもそのことが頭から離れずにいたとき、この本をもう一度読み返した。読み終えた時はその悩みが軽くなった。最も大切なことが評価ではないことに気が付いたからだ。確かに評価は価値を測るものさしの役割があるが、本当に重要かと問われるとそうではない。作品を完成させる為に惜しみなく労力を費やしたか、考えを表現することができたか。そちらの方が大切ではないだろうかと思った。評価なんて人が変われば変わる訳で、そんなこと気にして生きていたら、いつか他人の人生を生きるような気がして嫌悪感を抱いた。
    僕は僕にとって大切なことを愚直に信じ続けて制作活動を行いたい。

    訳者あとがき 世阿弥の卓見
    「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず。」

  • 最後に星の王子さまが消えてしまったのは、飛行士にとって王子さまが大切なものになったからこそ見えなくなった(消えた)という、本当に大切なものは目に見えないというキツネの言葉を暗示しているように感じました。目に見えないからこそ、2人はかけがいのない関係性を築き上げたのではないかと思います。
    この本を読んで胸に刻んだことは大人になるにつれ忘れてしまうかもしれません。そんな私が童心を忘れてしまった頃にもう一度読み直したいです。

  • 2020.1.5読了。
    彼女と星の王子さまミュージアムに行って話に感動し、彼女から借りて読んだ。ちなみに新潮版を読んだ。
    児童書の形式をとっているが、大人が成長して見えなくなった本当に大切なものについて問いかけている大人に向けられた本だと思った。

  • 何度も読んでみると、良さが分かるのかも。
    今は、まだ無理かな。

  • 星の王子さま サン・テグジュペリ 岩波書店

    星の絵が可愛いけれど
    くまのプーさんとは大違いの内容だ

    翻訳者の意識次第で
    表層がガラリと変わるだろうこの内容は
    内藤濯訳によるものだけれど
    何とも言えず一神教に侵されて
    魂を見失ったが故の依存に怯えた物語に仕上がっている

    10代のときに読みかじり投げだした物を
    安冨さんの「誰が星の王子さまを殺したのか」を
    読んだ結果
    読み返す事になって最後まで読み切りました

    この本のすべては不安に怯えて物欲にハマり
    脅しとだましと執着心による駆け引きを
    愛だと錯覚している悲しい関係でしかないが
    これを反面教師として
    人生の目的を見出す道と考えれば
    逆説的に良い本だとも言える

    表面的な敵を求め愛国という利己的な情に訴えたのが
    独裁者による縄張り主義のナチズムであり
    ナポレオンであり毛沢東であり
    NWOと言うグローバリズムである

    それに引き換え
    お互いの調和を信頼関係と
    切磋琢磨によって目指したのが
    俗に鎖国と呼ばれる地産地消の江戸幕府である

    棲み分けと地産地消のガンジーであり
    ケネディーでありホセ・ムヒカであり
    北欧やコスタリカである

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著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

サン=テグジュペリの作品

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