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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784003751312
感想・レビュー・書評
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H29.9.24 読了。
・新潮文庫に引き続き同名小説2冊目。言わずと知れた名作。
・「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。」
・「心で見なければ、物事はよく見えない、肝腎なことは目に見えない。という人間生活のほんとうの美しさが書かれているわけです。」
・自分には、まだ子供心は残っているのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
社会学者・上野千鶴子さん「私をつくった4冊の本」: 日本経済新聞[有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD270DW0X20C21A8000000/ -
中学生の頃読んで、絵が可愛いから好きでした。大人になって星の王子様ミュージアム(今はもうないけど)に行ってサンデグジュペリのことを知った上で読み直しました。解釈が全く変わりました。
宝物の一冊です。 -
タイトルは知っていましたが、なんとなく読むタイミングがなく、なんとなく読んでいないことが気になっていた本です。子どもの頃に読んでおいた方がよかったかなと思っていましたが、おとなになって働く今読めてよかったのだと思います。
はっとさせられる言葉が多く、今の働き方や生き方を振り返るきっかけになりました。またいつかのタイミングで読み返すことになるだろうなと思います。大切な本がひとつ増えました。 -
いつか読もうとしていた作品を遂に手に取る。子供向けでは、無かったのですね。
何処となく村上春樹さんの作風を思いました。 -
子供より30代以降の大人にこそ刺さる作品
中盤、王子さまが星を巡って色々な人と出会い「おとなって〜だなあ」と考えるその内容は
読者である僕自身が生きてきた中で、いつの間にか受け入れてしまっていた無意識の部分を指摘されているようでハッとさせられた -
この本は、大切な友だちのために書かれたそうです。なんて幸せな友だちでしょう。サン・テグジュペリにとって、彼が世界に存在することがどんなに大切だったかわかります。王子さまにとって、一輪の花がどうしようもなく大切だったように。悲しい思いをしているんじゃないかと心を痛めたように。誰かを、なにかを本当に大切に思うことはその人の幸せを願うことで、愛するとはこういうことだと思いました。
人生で経験できることは限られているけれど、様々な出会いや喜びは、一つひとつがとても大切で嬉しくて特別なものです。誰かのために心をつくすことも美しいことです。もし、どこかの星にこのような気持ちで生きている人がいたら、その星はきっと輝いて見えるでしょう。世界も同じです。私に大切なものがあるのと同じように、みな何かしら特別な瞬間があり大切にしているものがあるのですから。深い悲しみにあるとき、星空はあまりに美しくて残酷に思うこともありますが、大きな愛があったからこそ悲しいわけで、与え与えられた愛が大きければ大きいほど悲しみは大きく、星空は輝くのだと思います。 -
最後に星の王子さまが消えてしまったのは、飛行士にとって王子さまが大切なものになったからこそ見えなくなった(消えた)という、本当に大切なものは目に見えないというキツネの言葉を暗示しているように感じました。目に見えないからこそ、2人はかけがいのない関係性を築き上げたのではないかと思います。
この本を読んで胸に刻んだことは大人になるにつれ忘れてしまうかもしれません。そんな私が童心を忘れてしまった頃にもう一度読み直したいです。 -
「生きるうえで本当に大事なことって何ですか?」
人生においてのまことに大事な質問の一つに、深い思索を与えてくれる本。
大事なことを見失っている人を大人という。
大人って変だね。
大人の世界では当たり前に行われていることに、疑問を投げかける。
「それは本当に大事なことなんですか?」と。
いつまでも少年の心を持ち続ける人間でありたい。
それは人生において大事なことを大事にする自分であり続けるということだ。
アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの作品





