星の王子さま (岩波文庫)

制作 : 内藤 濯 
  • 岩波書店
3.76
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本棚登録 : 245
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003751312

作品紹介・あらすじ

サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、"ほんとうのこと"しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた永遠の名作。一九五三年以来、半世紀を超えて、日本じゅうの読者を魅了してきた、内藤濯氏による歴史的名訳。『星の王子さま』のスタンダード。

感想・レビュー・書評

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  • H29.9.24 読了。

    ・新潮文庫に引き続き同名小説2冊目。言わずと知れた名作。
    ・「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。」
    ・「心で見なければ、物事はよく見えない、肝腎なことは目に見えない。という人間生活のほんとうの美しさが書かれているわけです。」
    ・自分には、まだ子供心は残っているのかな?

  • 「生きるうえで本当に大事なことって何ですか?」

    人生においてのまことに大事な質問の一つに、深い思索を与えてくれる本。

    大事なことを見失っている人を大人という。

    大人って変だね。

    大人の世界では当たり前に行われていることに、疑問を投げかける。

    「それは本当に大事なことなんですか?」と。


    いつまでも少年の心を持ち続ける人間でありたい。
    それは人生において大事なことを大事にする自分であり続けるということだ。

  • 「星の王子様」 サン=テグジュペリ
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    サン=テグジュペリ(1900‐44)生誕100年記念。世界中で愛読されている不朽の名作を、アメリカで出された初版本にもとづいて改訂した新しいエディション。巻末には、ニューヨークのモーガン・ライブラリーに所蔵されているサン=テグジュペリの草稿やデッサンの中から選んだ素描(淡彩)6葉を付しました。『星の王子さま』の創作過程をたどることのできる貴重な資料です。小学5・6年以上。
    「BOOK 」データベースより
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    タイトルも作者も超有名だけど、なにげに読んだことない本ってのが結構あります。
    「長靴をはいた猫」とか、
    「100万回生きた猫」とか、
    「モモ」とか、
    今回読んだ「星の王子様」とか。
    そろそろそこらへんも制覇していきたいな、と思いまして、ちょうどKindleのセールで売ってたので買ってみました。

    最初、パイロットと王子様のやりとりがイノセントすぎて意味がわからず、
    「ああ、私の中のイノセントはもう完全に失われてしまったのね(T_T)」
    と悲しい気持ちになりました。
    が、キツネが出てきたあたりからなんとなく説教くささがでて来て、意味がわかるように。

    子供がよんだら面白いのかな?
    子供なら前半から面白がれるのかな?

    Amazonのレビューをいくつか見たんですが、この本はいろんな人によって訳されていて、訳によってだいぶ雰囲気がかわるみたいです。
    私は岩波少年文庫で内藤濯という人が訳したものを読んだんですが、Amazonのレビューでは新潮文庫で河野万里子という人が訳したやつの方が読みやすいみたい。
    たしかにあんまり読みやすいとは言えなかったので、違う訳なら読みやすいのか比べてみるのも面白いかもしれない。
    大人になってしまった自分にとっては耳が痛い。
    もう年齢的には大人だけど、大人ぶらずに生きていきたいなぁ。。。


    ワタクシ的名セリフ
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    だけど、もし、あんたが、おれと仲よくしてくれたら、おれは、お日さまにあたったような気もちになって、暮らしてゆけるんだ。足音だって、きょうまできいてきたのとは、ちがったのがきけるんだ。ほかの足音がすると、おれは、穴の中にすっこんでしまう。でも、あんたの足音がすると、おれは、音楽でもきいてる気もちになって、穴の外へはいだすだろうな。
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    人間やキツネはたくさんいるけど、特別になれば、その相手は自分にとって唯一の大切な存在になって、相手との些細なことが特別になり喜びになる。
    なんだかいいなぁ。
    たくさんの人と出会ってきてますが、お互いそういう存在でありたいよねぇ。



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    「さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」 
    「かんじんなことは、目には見えない」と、王子さまは、忘れないようにくりかえしました。 
    「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」
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    肝心なことは、目に見えない。
    よく聞くけど、そのとおりだな。。。



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    子どもたちだけが、なにがほしいか、わかってるんだね。
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    大人は意外と自分のことがわからない。
    なにがほしいのか、なにをすれば楽しいのか、なににイライラしているのか。
    小手先で自分の気持ちや行動をごまかし続けると、欲しいものもやりたいこともわからなくなってしまうこと、たくさんあると思う。
    かっこつけたり、クールぶったり、ひねったものの見方をしたり。
    大人として仕事して暮らしている以上、ちゃんとしとかないといけない部分はどうしてもあると思う。
    でも自分のなかを大人で全部にせず、半分くらいは型や経験値を無視して、思うままに自由に動ける部分は残しておきたいなぁ。。
    決まりとかルールとか無視して動ける場所がないと幸せになれないもん。

  • 何度も読んでみると、良さが分かるのかも。
    今は、まだ無理かな。

  • 星の王子さま サン・テグジュペリ 岩波書店

    星の絵が可愛いけれど
    くまのプーさんとは大違いの内容だ

    翻訳者の意識次第で
    表層がガラリと変わるだろうこの内容は
    内藤濯訳によるものだけれど
    何とも言えず一神教に侵されて
    魂を見失ったが故の依存に怯えた物語に仕上がっている

    10代のときに読みかじり投げだした物を
    安冨さんの「誰が星の王子さまを殺したのか」を
    読んだ結果
    読み返す事になって最後まで読み切りました

    この本のすべては不安に怯えて物欲にハマり
    脅しとだましと執着心による駆け引きを
    愛だと錯覚している悲しい関係でしかないが
    これを反面教師として
    人生の目的を見出す道と考えれば
    逆説的に良い本だとも言える

    表面的な敵を求め愛国という利己的な情に訴えたのが
    独裁者による縄張り主義のナチズムであり
    ナポレオンであり毛沢東であり
    NWOと言うグローバリズムである

    それに引き換え
    お互いの調和を信頼関係と
    切磋琢磨によって目指したのが
    俗に鎖国と呼ばれる地産地消の江戸幕府である

    棲み分けと地産地消のガンジーであり
    ケネディーでありホセ・ムヒカであり
    北欧やコスタリカである

  • <17歳になって、やっと初めて星の王子さまを読んで>

    王子さまから見た様々な種類の大人がおかしかったり、かわってると思われることに少し寂しさを感じました。これから大人になる私たちも純粋な子供の目から見ればそういう存在になってしまうのかもしれないと思ったからです。
    私はサン・テグジュペリが初めに書いていた「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」を思い出しました。王子さまが「はかない」という言葉を学んだ時はかないを『そのうち消えてなくなる』という意味で学び、初めての感覚(悲しくて、泣きたくなるような)を心で感じたのではないかと想像しました。そして王子さまが「消える」ということを学んだ時にじゃあ僕ははかないと感じないようにキツネの言葉を忘れないように繰り返したのかなと思いました。しかし、王子さまは最後の最後できみを通して初めてはかないを体感したのではないかと思います。だからきみに「大切なものはね、目には見えないんだよ」と教えてあげたのだと思いました。

  • やはりこの物語は,読者が誰で,どんな人間かによって受け止め方が変わってくる。それでも,多くの人の心の支えになっているのは何故か,それはじっくり読み解いてわかることだと思う。

    私が初めて本書を読んだのは小学校低学年の時だった。当時は『大切なものは目に見えない』という言葉をそのまま受け取っていて,「きっと,著者は心とか優しさみたいなものを大切にしろと言っているのだろう」くらいの感想だった。これが,『大人は皆,子どもだった』ということなのか

    今回,改めてその本を手にしてみると,自らに自信を持たせる処方箋みたいな役割を果たしてくれたし,自分が今,結局何に悩んでいてどうしたいのかが明確につかめた気がした。
    「大学生」として生きていると周囲から言われることといえば『どこの大学?』みたいな質問とか『へー〇〇大学か,頭良いね』みたいなお世辞が多いのだが,私は以前からこれに疑問を感じていた。私が初対面の学生に出会ったときの興味の矛先は相手の大学名でも偏差値でもなくて,何を専攻して研究しているのかである。でも,それを尋ねて快く答えてくれる学生は少ないし拒まれることの方が多い。『私,君みたいに賢くないから』みたいに。誰がどれくらい頭の良い大学に行っているかなんて聞くよりも,相手が何に夢中になっているのか聞くほうが数百倍楽しいしその人らしさがわかるのに,と日頃から思っていた。

    『大切なものは目に見えない』が十数年前より明確になって見えた気がしたし,こういう成長の仕方でも良いんだと少しばかり安心した。また,気が向いたときに自分の成長を確かめる意味で読み続けたい。

  • ずいぶん昔(若い時)に読んだときには、あまり心に残りませんでした。それは読む時期が早すぎて、人生経験もあまりない自分にとっては言葉が何も響かなかったためだと思います。しかし、今回改めて読んでみると子どもにもわかるような簡単な言葉ではありますが、その言葉一つ一つに重みがあり、中盤からは自然と涙を流している自分がいました。
    特に感動したのは王子さまとキツネの会話です。有名な場面ですが、「かんじんなことは、目に見えないんだよ。」という言葉は、様々な経験をしてからこそ本当に理解することのできる真実の言葉であると私は思いました。
    また、王子さまとぼくとの会話での「だけど、目では、なにも見えないよ。心でさがさないとね。」という言葉も、これからの私の人生で大切にしていきたい言葉となりました。
    今回改めて読んでみて感じたことは。本を読むのもタイミングが重要であるということでした。少し心が疲れているなと感じていたときに読んだのもあり、すごく元気をもらえました。
    自分を支えてくれる1冊として、これからも大切にしていきたいと思います。

  • 星の王子様ミュージアムに行くのに、内容思い出すために読了。
    とはいえ半分くらい内容忘れていました。バラかわいいバラ。
    ミュージアムはやっぱり読んでから行ったほうが良いです。良かった!
    個人的に、世の中生きていくのに純粋な心を持ち続けてると傷だらけになる気がするのですが、バランスとるの難しいですね。

  • 死ぬまでに一度は読んでみたかった一冊。
    しかし、周りが感動しているような感想は持てず、正直なところ、なにを言いたいのかよくわからなかった。
    自分も王子のような立場になったら、初めてその意味がわかるのだろうか?
    あとがきにある翻訳者の息子さんの話はとても面白かった。

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著者プロフィール

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。1900年6月29日、フランスのリヨン生まれ。
幼少の頃より飛行士に憧れてその職につく。飛行士と兼業して、飛行士の体験をもとに『南方郵便機』、『夜間飛行』などを発表。
第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークにて『星の王子さま』を執筆し、1943年に出版。同年軍に復帰し、翌1944年7月31日地中海コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま、消息を絶つ。
その行方は永らく不明とされていたが、1998年地中海のマルセイユ沖にあるリュウ島近くの海域でサン=テグジュペリのブレスレットが発見される。飛行機の残骸も確認されて2003年に引き上げられ、サン=テグジュペリの搭乗機であると最終確認された。

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