日本倫理思想史 3 (岩波文庫 青144-16)

  • 岩波書店 (2011年8月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784003811078

感想・レビュー・書評

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  • 解説:木村純二

  • 本書の取り扱う時代は主として戦国、江戸前期です。日本史の中の好きな時代は人それぞれだと思いますが、本書で扱う時代は比較的馴染みのある名前が登場する時代であり、(一)(二)に比べるとはるかに理解しやすいものでした。中国思想を学んだ者として、戦国から江戸期に至る儒教(特に朱子学)の台頭に興味がありました。当時のキリスト教の台頭に対する対抗として、既に仏教は退廃の極みにあって使い物にならず、そこで儒教に白羽の矢が立ったというのはわかります。が、しかしそこに日本古来の神道との親和性があったというのは知りませんでした。儒者たちが巧妙に神道を取り込んでいったのでしょうが、それが江戸期に入るとまた立場の違いによって儒者たちの間にも意見の相違が表われてくるところなどは非常に面白かったです。

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著者プロフィール

和辻哲郎

明治二二(一八八九)年、兵庫県に生まれる。哲学者・文化史家。大正元(一九一二)年、東京帝大文科大学哲学科卒業。一四年、京都帝大助教授、昭和六(一九三一)年、同大教授。八年には、東京帝大倫理学科教授となり、戦後の昭和二四年に退官する。二五年、日本倫理学会初代会長、三〇年、文化勲章受章。三五(一九六〇)年没。主な著書に『古寺巡礼』の他、『日本古代文化』『風土』『倫理学』(全三巻)『鎖国』『日本倫理思想史』など、また『和辻哲郎全集』(全二五巻 別巻二)がある。

「2020年 『和辻哲郎座談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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