後期資本主義における正統化の問題 (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2018年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784003860144

作品紹介・あらすじ

国家が市場に介入する後期資本主義の時代において、政治・行政システムが経済システムの危機に対処不能となり、大衆の忠誠を維持できなくなる「正統化の危機」。それは社会全体から統合の基盤が失われる現代特有の複合的な現象である。ルーマンとの論争を経た著者が、システムにおける危機の連鎖を理論的に分析した1973年の著作。

みんなの感想まとめ

後期資本主義における政治システムと経済システムの関係性を探る本書は、国家の市場介入がもたらす合理性の危機を鋭く分析しています。著者は、経済システムが直面する危機に対し、政治・行政システムが無力であるこ...

感想・レビュー・書評

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  • 8年後に刊行される「コミュニケイション的行為の理論」の素描ともいうべき内容で、後期資本主義社会における正統化の危機を論じている。

    (1)経済システムにおけるシステム危機としての「経済的な危機」、
    (2)政治システムにおけるシステム危機としての「合理性の危機」およびアイデンティティの危機としての「正統化の危機」、
    (3)社会分化システムにおけるアイデンティティの危機としての「動機づけの危機」
    を分類し、それぞれの傾向を分析している。

    本書が書かれた1973年という時代背景や、日独の政治的・行政的な社会システムの差異などを割り引いて読む必要があるものの、21世紀の我々が直面している危機群にも妥当する普遍的内容をもった記述が多く見られる。

  • 一定の自律性を持つ経済システムに政治システムが介入する後期資本主義において、政治システムそのものの合理性の危機と、その社会文化システムへの連鎖的な危機がありうるとする。社会文化システムは、対話的理性により成り立つ「生活世界」の概念には至っていないが、位置づけとしてはほぼイコールになるものである。「生活世界」は対話的理性により成り立つ以上、道具的理性のように人間の人間らしさを抑圧しうることが想定されない場所であり、ハーバーマスはこの地点から、システムの正統性を問い直す人間の理性に期待する。

  • ふむ

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・結構ルーマン出てくる。

    【目次】

  • 362.06||Ha

  • 立ち読みしてから、買うか図書館で借りて済ませるかを決める。

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