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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784003860229
作品紹介・あらすじ
「私は一つしか言語をもっていない、ところがそれは私のものではない」――植民地支配下のアルジェリアに生を受けた〈フランス-マグレブ-ユダヤ人〉の特異な自伝的回想が告げる言語的追放、本来性なき離散する〈私〉の経験。ヨーロッパ近代原理を脱構築するデリダ、その不可能なアイデンティティ・ポリティックス。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
言語とアイデンティティの複雑な関係を探求するこの書は、植民地支配下のアルジェリアに生まれた著者の自伝的回想を通じて、単一言語の使用の不可能性を浮き彫りにします。著者は、自らの言葉が「異物」であることを...
感想・レビュー・書評
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ぼくは日本語話者であり、日本人として生きてきたことに苦悩したことはあってもその言葉が自分の母国語として自明であることまで疑ったことはなかった(と思う)。デリダはこの刺激的な書物を通して、まさに自らの中になまなましく巣食う言葉がいかに「異物」でありうるかを問い直さんとしているかに映る。もちろんそれを単にデリダの個人的なストラッグルの産物(ものすごく平たく言えば「生きづらさ」ゆえ)と読むのは礼を欠いているし、面白くもなんともない。「法」が所与のものとして与える言葉やアイデンティティを「ずらす」ことは不可能か?
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難解だけれど、感動。植民地のフランス人の立場から単一言語を話すことの不可能について明らかにしている。それは単一言語や国家的言語の使用という考えかたを脱構築する試みなのであるが、脱構築の哲学者として認知されてからもう何十年の経っている。そのため、すでに触れたフランスの植民地の歴史への言及、他者、歓待などの概念によって、文学批評、哲学の領域を飛び越え、歴史、行為に到達しようとしているように見えた。
守中氏の解説はないよりはまし。「絶対的翻訳」に関する氏の理解は正しいのだろうか。 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/719129
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