万葉秀歌 (上巻) (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004000020

感想・レビュー・書評

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  • 日本の原点である万葉集をもっともっと知ろう。

  • 前に唐詩選の本読んでてやっぱり同じこと思ったけど、解釈の仕方がフィーリングすぎてモヤモヤする。斎藤茂吉には色々と見えてて、聴こえてるんやろけど、それを説明してくれんもんやから自己満足にしか思えん。「なんてゆうか、こう、独特の余韻があるんだよね!」て言われても、それを自分で詠んでみて感じられへんから本で勉強してるんであって。
    歌について知りたいなら斎藤茂吉がお師匠さんと仰ぐ正岡子規の『歌よみに与ふる書』を読んだ方がいい。所々乱暴な論理もあるけれど、自分の考えをしっかりまとめて述べているだけでも斎藤茂吉とは違う。斎藤茂吉のこの本はつまり「私は柿本人麿が好きです!」という一言で終わってしまう薄い内容しかない。
    頑張って上巻だけでも…と思ったが文字の上を目がすべるだけで何も頭に入ってこないため売却。

  • 近代短歌の巨星斎藤茂吉が選んだ日本最古の歌集であり、
    1938年から80年以上読まれている大ベストセラーである。

    4000首以上ある万葉集の歌から400以上を選んでいるが、
    太字で解説付きで取り上げられているのは360首ほどであり、
    一日に一首ずつ読んでいくのに丁度いい構成になっている。

    通して読んだ印象としてはまず特別な光景を描き、
    そこからかすかにだが強い想いを感じられる歌が多いように思う。
    ますらをぶりというのはそういうことなのだろうか。

  • 寝る前の読書。

    「あらなくに」とか感慨をこもらせている
    と言われてもわからないのはわからない。
    まだまだ時間がかかりそう。

    万葉というが思っているより遠くないとも思う。

  • 戦前からのベストセラー。無人島に持っていくならこれだろう。万葉集解説の決定版。

    万葉集の解説本で最大のヒット作だろう。戦前からのロングセラーである。特攻隊員など明日の身も分からぬ若者たちが読んでいたのかも知れない。それだけ歴史の重みのある内容。

    斎藤茂吉といえば言わずと知れた歌人。創作者ならではこそ分かる作歌の要諦が多く記されている。

    万葉集の解説としては何よりこの作品であろう。
    人生で何度も読み返している。

  • 随一の歌人である茂吉の考証癖の結晶である。俳句であれば、山本健吉の『現代俳句』に匹敵する名著である。

  • 斎藤茂吉の文体からして古式ゆかしいものであるため、よみやすいとは言えない。
    しかし選ばれた短歌(そう、基本的に短歌のみから選んでいる)への解説が理解や感慨を深めてくれ、たいそう勉強になる。

  • 僕を万葉集に誘ってくれた本。何度も何度も読み返している。

  • 古(いにしえ)から現在にいたるまで、多くの人の心をつかんだ歌の数々

    それらを、斎藤茂吉という、これまた名歌人が選定・解説してくれるという豪華な内容

    当然ながら今となっては共感できないものもあるが、思わず「ふ〜ん」とため息をつくほどに美しい歌に多く出会うことができる。

  •  
    ── 斎藤 茂吉《万葉秀歌〈上〉19681125 岩波新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4004000025
     
    ── 斎藤 茂吉《万葉秀歌〈下〉19681225 岩波新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4004000033
     
    https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E8%97%A4%20%E8%8C%82%E5%90%89&ao=a
     
    (20131025)(20200408)
     

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