零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)

著者 : 吉田洋一
  • 岩波書店 (1986年11月1日発売)
3.38
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  • 50レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004000136

作品紹介

インドにおけるゼロの発見は、人類文化史上に巨大な一歩をしるしたものといえる。その事実および背景から説き起こし、エジプト、ギリシァ、ローマなどにおける数を書き表わすためのさまざまな工夫、ソロバンや計算尺の意義にもふれながら、数字と計算法の発達の跡をきわめて平明に語った、数の世界への楽しい道案内書。

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • Yotsuya

  • 50ページで力尽きました。今までの数学書は読者を置いてけぼりにするからこの本は違いますよと最初に宣言していたが、結局は置いてけぼりにされた。

  • 2011年3月

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    インドにおけるゼロの発見は、人類文化史上に巨大な一歩をしるしたものといえる。その事実および背景から説き起こし、エジプト、ギリシァ、ローマなどにおける数を書き表わすためのさまざまな工夫、ソロバンや計算尺の意義にもふれながら、数字と計算法の発達の跡をきわめて平明に語った、数の世界への楽しい道案内書。

    【キーワード】
    新書・数学


    ++++1

  •  ヨーロッパ(ローマ)数字はⅠ、Ⅱ、Ⅲ、、、でアラビア数字が0123…となっているのは皆さんご存知でしょう。そこにおいてⅩと10という表記の違いは位取り記数法に直結するコペルニクス的転回(笑)といえる大発見だったようです。が誰が0という大発見をしたのかが結局解けていないのが何とも不思議。
     初版はなんと昭和13年。同じ著者が昭和53年に改訂していますが、40年も色褪せぬ一般教養のロングセラー。
     もう一つ所収されている「直線を切る」は、古代ギリシャ数学における、ピタゴラスの定理から生まれる無理数の示唆とそれを認めるわけにいかないピタゴラス学派の苦悩、円積問題、さらにはゼノンのパラドックス(アキレスは永遠に亀に追いつけないなど)に断片的に触れていて、数論や幾何学に興味のある人には言及範囲は初歩的ながら面白く感じるかもしれない

  • 改版1956年(初版1939年)刊。著者は立教大学名誉教授。

     表題の「零の発見」は、本書の内容からはややおまけの感あって、数学を史的に見たエッセイの趣きである。
     数式は殆どない。初版刊行の戦前昭和時代において、一般向けの先駆的書という意味で意義深い。ここで、数式の持つ意味が判らない場合、検閲伏字○○○と同様に読み飛ばせば十分と述べるあたりが時代を感じさせる。

     ただインド数学➡零、零➡位取り記数法の発明。アラブ経由(バクダッドから東地中海を経てイタリア。+後ウマイヤ朝の拠点イベリア半島、そこで設置された大学)他、ここで書かれる内容はさほど新奇ではない。
     それゆえ、文理志望問わず、高校生が読めればベスト。もし読んでなければ大学生でもまあ良いんじゃないでしょうか。

     なお、紙の生産量増大と普及が、紙を多く消費する筆算という計算法の進展を促し、他方で、西欧などでは算盤が廃れた。
     逆に、日本の算盤は、扱者の無駄な動作を要せず、素早く、そして的確に扱いうるような改良を施し、計算機の安価普及前(S40年代後半までほど?)まで用いられた意味を噛みしめられそう。

  • 私のように数学に詳しくない人でも読める。数学が必ずしも数学のみで発展したわけではないことがわかる。当時の宗教や記録技術などと密接に関わっている。少し飛躍するが、現実と学問の乖離をいかに縮めるかという視点も大事な気がする。

  • 1939年初版、過去2回改版されているが、読んだのは、2012年10月5日第107刷発行分。読み継がれいるのだろう。数学本で、どうかな?と思ったが、タイトルに惹かれて購入した。

    内容は、
    零の発見ーアラビア数字の由来ー 
    直線を切るー連続の問題ー

    零の発見の部分は、数学素人の私でも楽しく読めて、著者の言う数学を材料とした通俗的読物と言ってもいいだろうが、直線を切るに入って、いきなり難解なパズルを与えられたように感じてしまった。連続性の考察で、右の組には左端があって、左の組には右端がない、なんていうところは、文字は追っているものの、概念としては頭に入らない(^_^;)
    しかし、なんというか、古い本で著者の語り口が心地いいし、難しい題材だけど魅力的・・・分かりたい!と思わせる。
    連続の定義が、哲学の領分というのは、確かにそうなんだろう。

  • 数学の生い立ちを分かりやすく説明している古典的名著。前半はアラビア数字のインドから欧州への伝搬を、後半はギリシャの数学を中心テーマとしている。無限、対数、連続、デデキントの切断から算盤など、話題も豊富。著者の吉田先生は、いまもときどき学内でお見かけする吉田夏彦・東工大名誉教授(科学哲学、論理学)のお父上で、本学とも縁が深い。

  • 数学史概説。

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