能の話 (岩波新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784004000235

感想・レビュー・書評

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  • 作家の野上彌生子の夫であり、演劇の研究者である著者によって書かれた、能の概説書です。

    オーソドックスな入門書の形式がとられており、能の歴史と舞台装置、演目などが簡潔に解説されています。ただ、能面や道具についての説明にかなり多くのページがとられている一方で、イラストがとぼしく、もっぱら文章だけで淡々と説明がなされているので、入門書としてはやや不親切に感じるところもありました。

    古い本なのでしかたがないのかもしれませんが、現在では本書とおなじような構成をもつ入門書で、読者にとってより親切な本も数多く刊行されているので、あらためて本書を手にとる必要はないように感じます。

  • 戦前段階の価値観でみた能の話。演出の章では能の置かれていた当時の状況もよく分かる。
    根拠や出展が気になる箇所は多々あるが、芸能の話でそれは無粋か。

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