自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47)

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著者 : 宇沢弘文
  • 岩波書店 (1974年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004110477

自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47)の感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃から疑問だったんですよ。自動車事故死が連日報道されても車は規制されない、どころか車に乗ってる人たちは偉そうで…車運転してる人たちだけで道路つくるお金払えばいいのに、などなど。ネット普及してからは、車利用者が実に自己本位な事がわかってビビりますし。「そんな素朴なことじゃ世の中わたっていけんよ」とは言わない宇沢さんでして、何となく車がいけないと思う理由はアレとかアレなんじゃないか、っていう論点をつないでいるので、読んでいると気持ちよくなりますね。

  • 過激だ。1974年の宇沢氏の論考。p.28 「自動車はまさに生物体に侵入したガン細胞のように、経済社会のなかで拡大していったのである。」

  • 現在日本は自動車なしには生きていけない社会になっている。
    いろんな意味でちょっと古い本だが「こういう視点もあったのか」って思える一冊。常に本棚の手の届くところにあるお勧めの本。

  • 2017/12/09 京大合同ビブリオバトル 一回戦

  • 時代錯誤あるあるな本

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784004110477

  • 1974年刊。著者は東京大学経済学部教授。車両保有台数に加え、交通事故被害が急増した昭和40年代半ば。水俣病患者に深い関心を寄せた著者が、問題山積の「自動車」に焦点を当て、一定の経済的便益をもたらすものは同時に余分な費用を不可避的に発生させる。その内実を著した書である。自動車が時代を反映するが、原発・火力発電所、大学、飛行場等々、多様な別物を想定することも可能だろう。勿論、費用の額・内実(化石燃料使用による炭素酸化物の増)、さらに社会的費用を賄う方法(ガソリン税・自動車税等)の解説につき古さは否めない。
    が、その思考法は多くのテーマに応用可能であり、発想法を咀嚼するという現代的意味は失われていないだろう。

  • 【紹介文A】現代社会に不可欠な自動車の普及がもたらす問題について経済学的、法政策的な議論を知ることができる。

    【紹介文B】自動車を使用することは、たんに「私的な資源の利用」(自動車購入費、ガソリン代)ではなく、必ず道路という社会的資源の使用にもかかわることだ。それはより広くは都市環境の問題にも直結する。自動車が歩行者の権利を侵害しているという視点から、自動車運転を取り囲む経済構造とその諸問題を捉えた、日本を代表する数理経済学者による刺激的な論考。これとは別に、「自動車に乗る」経験が人間と風景との接し方を変えるという論点に興味がある方は、M.フェザーストン/N.スリフト /J.アーリー編著『自動車と移動の社会学』(近森高明訳、法政大学出版局)を参照のこと。

  • 新古典派の経済学による非人間的経済発展による道路社会の構築を鋭く批判し、収入格差によって生じる環境格差や子どもの遊び場としての街路の喪失という矛盾を明らかにしながら経済学的指標を用いた分析からクルマ優先社会から人間のための社会への転換に向けた理論を構築している。近年アメリカを中心に注目を集めていた環境的正義の視点に当初から問題意識を持っていたことを感じさせる。

  • 『いま、君たちに一番伝えたいこと』池上彰池上彰推薦図書

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