米軍と農民――沖縄県伊江島 (岩波新書)

著者 : 阿波根昌鴻
  • 岩波書店 (1973年8月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004111047

米軍と農民――沖縄県伊江島 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 辛淑子推薦図書。戦い方とはこうするのかと思わされる。ということだったので、借りて読んでみた。
    沖縄のガンジーと言われた著者の闘争の日々が綴られています。
    とても具体的に、正義の通し方の作法が描かれており、
    ゴネ方のノウハウが分かった気がしました。
    しかし、私は感情がコントロールできないから、なかなかここまで理性を駆使できるかどうか…非暴力の天才は理性的でなければならないですよね。

  • 1973年刊行。著者は「伊江島土地を守る会」事務局長?。戦後沖縄にて、米軍により収益額の1/10の地代と引換に土地(田畑)を強制収用され、演習地として立入り禁止された沖縄伊江島住民らの対米軍非武装闘争記録である。端的に植民地支配に対する闘争とも言い換えうるかと。かかる土地収用を受けたら、南・東南アジア諸国での植民地支配と同様、一般民が米国の遣り口をして帝国主義的強圧さを色濃く含むものと感じるのはむべなるかな。ならば、その米国支配を日本政府が引き継いだ、と彼らに感じさせたら、どういう結果を招来するか?。
    また、このように自らの意思を反映できず、不利益ばかり甘受しなければならない米軍支配下にある時、日本国憲法下の日本に復帰し、米国支配から脱却したいと希望をつなぐ、あるいは、パラダイスとは程遠いソ・中の共産主義体制に希望を感じてしまう。本書に散見される、こういう心性を否定するのは難しかろう。50年代から60年代半ばにかけての沖縄の一面を感じ取れる一方、大なり小なり沖縄の人たちが感じてきた基地支配に対する否定的感情の一面を照射する一書である。
    まぁ、ブルドーザーで田畑・家屋を破壊する模様、その根拠が各々の契約ではなく、政府命令に近いものである点、代替地は耕作不適格地など、米軍を見るに、何をしてもいいのか、というレベルである。

  • 沖縄大学の学長の推薦本である。米国の利益としての米軍に対するものとして必読であろう。米軍が基地のためにどのようなことをするかがよくわかる本である。

  • [ 内容 ]
    かつての激戦地沖縄県伊江島。
    米軍占領後は島の六割が爆撃・落下傘降下等の演習地として使用されてきた。
    肥沃な土地で農耕に生きるはずであった島の人々は、土地を取り上げられ、家を取り壊されて、止むなく米軍を相手どった必死の闘いに立ち上がった。
    本書は、農民の苦難に満ちた生き方と、彼らの長く粘り強い闘いの記録である。

    [ 目次 ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 2009.04.15読了

  • 沖縄に行く直前に読みました。
    翌年、阿波根さんが亡くなりました。
    古典みたいになっていく感じがせつないです。

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