子どもの図書館 (岩波新書 青版 559)

著者 :
  • 岩波書店
3.72
  • (8)
  • (0)
  • (7)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 64
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004121350

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 書かれた当時は昭和40年。現代にも通じるところは多々あるように思う。
    昭和50年生まれの私は、50年代に児童文学を読んでいた訳だから、むしろ現代よりもこの本に登場する本達の方に親しみを感じるところはある。
    それでも、今読み聞かせで名作と言われる本たちに、この本よりもずっと後に書かれているものがたくさんある、と思うと、先人の礎があってこそなのかもしれないと、深く脱帽するばかり。
    今読み聞かせに関わっている以上、先人の尽力を未来に繋げていきたいものだなぁ。

  • 論文の書き方と一緒に買った覚えがある。
    石田桃子の子ども図書館、かつら文庫の7年間の記録。これは、子どもが本当に喜ぶ本を知るための実践だった。
    その経験から導き出した良い絵本の条件と、その条件を満たす本の紹介。そして諸外国の子ども図書館と、日本の子ども図書館の問題点を指摘している。

  • 1965年初版ですが、全然古くないことに驚く。日本の子どもと本を取り巻く現状って、こんなに変わってないんだなって、軽く絶望した。私がやれることをやりたい。

  • 国際子ども図書館の「子どもと本をつなぐ人へ」という基本図書リストで知った
    読みたいと思いつつも手を出しておらず、新古書店で発見して購入したので、読んだ

    児童文学者である著者が自宅の一室に開いた子どものための小さな図書室(かつら文庫)の7年間の記録

    絶版になってしまっている理由がわかるけれど、良書だと思う
    確かに、本をつくる人・本をわたす人それぞれが、子どもと本のことを知る必要がある
    量より質ということを、私も最近実感している
    子どもが本を手に取るきっかけは些細なことであることも多いからこそ、まずは読み継がれて評価の定まったものを置いておきたい
    この本が書かれた頃と比べると、公共図書館・学校図書館の環境はずいぶん改善されている
    雇用関係の問題はまだ残っているけれど、海外の児童図書館と日本のそれを比較した後半部を読むと、元気が出るようだ
    私は、まずは、子どもの本を知るところから始めよう

  • ワタクシが生まれる前に出た本。子供時代に読んだ本というのはウチにあった児童文学全集みたいな大きな本かなあ。それで「スグリのジャム」というものに非常に興味をひかれたのでありますよ。アメリカ・カナダの図書館を視察したときに出てきた「二グロ」という言葉、強烈だなあ。「ちびくろ・さんぼ」も久々に全部読んだ気がする。

  • これを読むと、自分も文庫を開きたい!と胸が熱くなる。
    石井桃子集に入っているけど、単行本として再販しないかなぁ。
    2011.12.19再読。How exciting! How challenging! を心にとめておきたい。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

作家、翻訳家。『クマのプーさん』『ちいさいおうち』「うさこちゃん」シリーズなど数々の欧米児童文学の翻訳を手掛けながら、『ノンちゃん雲にのる』等の創作も行い日本の児童文学普及に貢献した。2008年没。

「2018年 『新しいおとな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石井桃子の作品

ツイートする