世界史概観(上) (岩波新書)

著者 :
制作 : 長谷部 文雄  阿部 知二 
  • 岩波書店
3.33
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004130031

感想・レビュー・書評

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  • 世界史は地名人名がまぎらわしくてこなれてこない。

  • 人類の誕生から十字軍までを、幅広く解説。
    タイムマシンや透明人間の作者でもある。

  • 古い本だけど良書。
    ちゃんとウェルズの歴史に対する見方が示されているのが面白い。特に、キリスト教も含めて時に辛辣に、大胆に解説する点は好感触。ただ、民族名なんかの述語が多過ぎて、ある程度世界史を知っていてもよく分からなくなる部分もある。下巻にも期待。

  • 「ユダヤ人が聖書を作ったというよりも、むしろ聖書がユダヤ人を作ったのである。」(93頁)
    フェニキア人の消滅は、聖書を持ったユダヤ人に同化したためとする分析(同頁)は、どの程度正確なのだろう。

    紀元前6世紀は、ユダヤ教、ギリシャ哲学、ブッダ、孔子、老子が同時期に活躍した人類の青春期。

    中国とヨーロッパは、どちらも、異郷の遊牧民がしばしば政治的統一を達成して、定住文明地方を征服・支配したという共通点がある(127頁)。

  • 良書です.SF作家が著しており,教科書とは違った臨場感,物語性を感じます.話の関係性や要点,主張が明記してあり,頭に入りやすいです.似たような出来事を対比したり,人間性を考察したりなど,深く考えさせられる点も多いです.また,宗教や人種といった大きな括りや流れを本筋としており,歴史を俯瞰的に眺めることができます.地球の誕生から生命の誕生までのお話も割と多く含まれており,人類が誕生したのがいかに最近で,いかに見事な文明を築きあげてきたのかということを思い知らされます.

  • 古本屋で上下巻共に2冊で販売していた。折しもマクニールの『世界史』文庫版がベストセラーになっていたのでこれはと思い手に取り以後1年近く本棚に眠っていた本である。
    読み進めてみればなかなか面白く著者の思想面が前面に出てくるために退屈しない。他宗教に比べキリスト教を賛美しているところは無宗教の日本人として違和感を感じる。図が少ないのも欠点である。

  • 歴史の最初というのはそれほどしっかり書く意味があるのかどうか。ヘーゲル的切り捨ての意味が少しわかる。

  • H・G・ウェルズは「タイムマシン」「透明人間」等の作品で世界的に有名なイギリスのジャーナリスト。
    (最近曾孫の映画監督が「タイムマシン」を映画化した)
    「SF(サイエンス フィクション)」というジャンルを確立した神です。
    この作品は戦前に一度別の名前で売り出され、「いまさらなにを、古臭い」と思われがちですが、ユーモアが効いてかなり面白いです。
    また、当時「白人の歴史まんせー」な時代に、他の地域の歴史をきちんとリスペクトして取り扱ってます。戦前日本でもヒットしたのもうなずけます。
    アショーカ王の章なぞは「お前世話になったのか?」ぐらいの勢いで書かれています。
    また、歴史上の人物に対してかなり辛らつな皮肉を飛ばしているのも笑えます。

    歴史上の事件・出来事に解説をつけ、年表やちょっとした小話をつけたよくあるタイプの「世界史がわかる本」とはまったく違い、「科学ジャーナリストが世界史について思索した本」という感じです。
    「歴史の本」というよりも「思想書」といったほうが良いかもしれません。高校生のときにこれを呼んでいたら…ヽ(`Д´)ノ ウワァァン!! ...
    しかし、「地球の始まり」から話を始めているのが…いくら科学ジャーナリストとはいえ…

  •  実際この本を読んでみようと思ったのは、世界史に関する理解を深めるためだった。とりわけ作者が日本人でない事が、今まで読んできた世界史のテキストとは違った観点から見つめられるような気がして惹かれた。しかし、冒頭の解説によると、この書は思想的な物であるようで僕がこの本を手にした動機とはずれた感がある。なるほど読んでみると、確かに思想的ではある。しかし自分の世界史に理解を深めるという目的には特に問題はないと思う。いろんな思想に触れてみるのもいいことだと思う。それに、客観的な物を求めてそれに安心するよりは、いろいろな思想を自分の中で処理してみてもいいように感じる。
     内容に関しては、上巻は人類の起源から十字軍の頃までだった。高校の時の世界史のテキストのような内容だけど、前述の通り思想的(作者の見方が述べられている)ので、教科書ほど退屈な物ではなかった。やはりというか、ローマに関することが大量に述べられていて、中国に関しては述べられていることは少ない。日本に関しては全くない。日本史との比較がないのは僕のような日本人には理解しにくかった面もある。けど本当に世界史を眺めているという感じは味わえた。ところで、ローマというのはヨーロッパ、ひいては世界に大きな影響を与えた帝国だったのだなぁと言うことを改めて感じた。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4004130034
    ── ウェルズ/長谷部 文雄&阿部 知二・訳《世界史概観〈上巻〉1939-19500705 岩波新書》
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19460813 ややこしや ~ ウェルズの新旧概観 ~
     

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