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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004130031
感想・レビュー・書評
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SF作家が、独断と偏見で書いた世界史。
同時のイギリス人がどんな感じで世界を見ていたかが、ちょっとだけわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人類の黎明期、先史時代についての認識は20世紀前半にはこんないい加減だったのかと/農業はメソポタミアだが、その後、継続的につづいたエジプトには莫大な富と知識が蓄えられた。ローマとカルタゴの百五十年の戦争を“アーリア人対セム人”ととらえ、周辺を支配地としたローマ帝国の文明が現在のキリスト教を中心とした世界文明に直結する…中世ヨーロッパの野蛮さ、無知蒙昧に比して知識を保存し科学技術を発展させたイスラムを「簡単な教えと短い祈り」とプラグマティズムで評価している。獣肉食由来か伝染病で人口が半減し人の価値が上がった
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古本屋で上下巻共に2冊で販売していた。折しもマクニールの『世界史』文庫版がベストセラーになっていたのでこれはと思い手に取り以後1年近く本棚に眠っていた本である。
読み進めてみればなかなか面白く著者の思想面が前面に出てくるために退屈しない。他宗教に比べキリスト教を賛美しているところは無宗教の日本人として違和感を感じる。図が少ないのも欠点である。